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商品を販売していく為の口コミ設計が求められる時代

お笑い芸人アンジャッシュの渡部 建さんと言えば、お笑いの実力以外に「グルメ」というピンを立てて
地道にそのブランド価値を高めてきたと言ってもよいかと思います。

その出版本も確実にテレビなどの媒体を通じ、本そのものの宣伝は、もとよりアンジャッシュの
渡部 建さんがグルメであるというブランドを浸透させていっているわけです。

「芸能界のアテンド王が教える 最強の店77軒」

「芸能界のグルメ王が世界に薦める! 東京 最強の100皿 」

「渡部流 いい店の見つけ方教えます。」

ブランド認知というものは、そのクオリティが認められて初めて認知されていく性質を持っています。

渡部建さんが、新規のグルメ店を開拓するにあたっては、食べログでの「えこだねこさん」という方の
コメントを参考にしているとのコメントがテレビでも紹介されていました。

渡部建さんが、「えこだねこ」さんを参考にされるのは、食べログのログ数が多いこと、訪れているお店
が全国にくまなく渡っていること、そのフォロワー数が多いこと、料理の写真やコメントが的確であるこ
となど、その信頼性というクオリティによって裏付けられていることと思われます。

今、この記事を書いている時期がまさに「インフルエンザ」が流行している時期なわけですが、このように
人の消費行動に影響を与える人物のことを「インフルエンサー」とよんでいます。

「えこだねこさん」の様に特定分野に詳しい方やインターネット上で強い影響力を持つ個人などが、インフ
ルエンサーにあたります。
他の事例としても、好感度の高い芸能人やファッションモデル、スポーツ選手、知識人、専門家、著名な
ブロガーなどがあげられます。
消費者は、インフルエンサーが発信したメッセージによって、購入を決めることがあります。

雑誌やテレビなどのメディアで特定のインフルエンサーが紹介したことをきっかけに、爆発的に売上げを
伸ばすヒット商品も少なくありません。

インフルエンサーが発信する口コミなどの情報を企業の広告に組み込む手法があったり、ターゲットとなる
消費者に影響を与えるさまざまなメディアを組み合わせ、メッセージを効率よく伝えることで、商品の評判
を良くしたり、購入の機会を増やしたりといった効果につなげる事例もあります。

今では、数えきれないほどの商品が市場に出回り、それに伴って広告のメッセージも氾濫しています。
消費者は企業側からの広告メッセージよりも、同じ消費者としての立場から発信された体験談や評価などの
口コミを重視して、商品の価値を見極める傾向が強くなっています。

インターネットの普及に伴い、多くの消費者が、口コミの情報検索を簡単に行うことができるようになりました。
こうした背景を踏まえ、従来の広告に加えて、口コミを活用したマーケティング手法が盛んになっています。
この口コミを活用したマーケティングに欠かせない存在がインフルエンサーで、口コミの発信源となったり、
口コミを選別したりといった役割を果たします。

個人がたやすく情報発信ができるようになった今、その発信ツールはさまざまありますが、とりわけ、女性の
消費に影響を与えるツールがInstagramであったりする例が多く見受けられてきました。

Instagramでは、気になった#タグで検索したユーザーが商品の利用シーンを一瞬でイメージすることができる
ということがその理由です。
商品を販売していくためには、その商品が、どのように使われ、どのように発信されて口コミとなっていくのか
も含め設計していくことが肝要な時代になってきていると感じています。

消費行動には「AIDMA」「AISAS」などの
認知→理解→検討→欲求→購入などの経路を経ることが、言われていますが、Instagramにおけるクオリティの
高い写真などは直観的にビジュアルに消費心を動かされ

認知→欲求→購入というような直球消費が行われている事例が多いわけです。

つまりトレント゛情報の検索は「Google」から「Instagram」へ移行しつつ、さらに「Instagram」から商品購入される
決め手は「共感」と「画像」と言えるわけです。

インフルエンサーという人の中にマイクロインフルエンサーと言われる人がその事例で多く影響を与えていることが
言われています。
マイクロインフルエンサーの定義は、まだ確立はされていないものの、ほぼ10,000人かそれ以上のフォロワーを抱え
るソーシャルメディア・ユーザーのことと言われていますが、今まさに信憑性という点においてインフルエンサーマ
ーケティングは、販売元発信の広告よりも強いパフォーマンスを示してきている
と感じています

今、消費者が販売元の商品説明よりも当該商品を使用した人からの感想を求めていることからもインフルエンサーマー
ケティングはあらためてもう一歩マイクロインフルエンサーというステップに差し掛かり、消費行動に変化をもたら
していくであろうと感じています。

中谷 昌弘(トントン先生プロフィール写真

JECCICA理事・特別講師 中谷 昌弘(トントン先生)

EC得意分野/独自ドメイン、販促戦術マーケティグ 200社以上のネットショップ開設に携わり数々の繁盛ショップを輩出。 理路整然とした解析術に基づく販促手法の構築運営指導に口コミによるクライアント依頼が後を絶たない。


 

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