輸入商品の説明文の書き方いろは
ReachLocal Japan Services 山根 正史
輸入商品を販売されている店舗様へ
皆様、こんにちは。Eコマースコンサルタントの山根です。
今回のコラムは「輸入商品」を販売されている店主様へ向けて書かせて頂きました。
もちろん、すべての商品が輸入商品でなくとも、一部輸入商品を売っているという方にも参考にして頂ける内容です。
概要としましては、「商品説明文」にスポットをあてまして、「情報の元ネタ」や「書き方」や「想いの伝え方」を書かせて頂きました。
私自身、以前外国製の輸入商品をネットで販売しておりました。スポーツ用品や寝具、電化製品などです。そのときの経験を振り返りまして書かせていただきました。どうぞご参考に頂けましたら幸いです。
輸入商品の商品ページを作るときの悩みと取り組む意識について
私が感じたのは「商品についての情報」が圧倒的に不足しているという点でした。
商品によっては素材もはっきりしないものもありました。
まずは商品ページを作るために情報を集めるという情報収集が必須だと感じました。
国内サイト、海外サイト、競合サイトを調べて、この商品の説明文については、自分がスタンダードを作るという意識を持って取り組みました。
商品説明文で必要な情報とは
いま、自分の手元に「アメリカ製の革手袋」があると想像してください。
もちろん新品で、タグも付いています。
これから出品作業にとりかかるところです。
あなたは、商品説明文を書くためにどんな情報が必要だとおもいますか?
例えば、
- 商品特徴、商品写真、キャッチコピー
- 商品詳細(価格、サイズ、カラー、素材、生産国など)
- メーカーについて
- その他返品情報など
これらは、すべて必要です。
商品のタグに書かれている情報もすべて記載をお勧めします。
そのうえで、「C:メーカーについて」を他店舗よりも詳しく書いていきましょう。という点をお伝えしていきます。
メーカーについて詳しく書いたほうが良い理由
有名なメーカー以外は、海外のメーカー名を聞いた瞬間、ブランド力を感じるということは少ないと思います。
お客様視点で考えると未知なメーカーであるため、信頼ゼロからのスタートです。
創業年数や所在地、歴史、ブランドの特徴、その他の商品ラインナップの種類などを書き、そして、画像を載せることにより、多角的にそのメーカーのありようを知り、メーカーに対しての信頼がうまれてきます。
※もし記載可能であれば、そのメーカーの想いに沿いながら、なぜ当店がこの商品を販売しているのか、について記載をお勧め致します。その企業、その商品との出会いなども記載できれば、自社のブランド向上にもつながります。
メーカー情報の元ネタについて
(※ここからは、私も含め、英語が話せない一般的な方を想定して書いています)
それでは、メーカーの情報をどこからひっぱってくるか?という点ですが、「海外メーカー公式HP」から情報を入手します。
当然ですが、海外サイトであるため、すべて外国語です。
まずはGoogle 翻訳などを活用しながら、サイト構成をざっくりと理解します。
グローバルナビゲーションは、どのような構成になっているか?などです。
例えば、「Seamless」「Open Tip」「Gauntlet」「Classic」「About Us」というバナーがサイト上部にあるとします。
この場合、「About Us」は会社概要かな?そのほかは、商品の種類かなというようなことをざっくりと理解していきます。
そのうえで、メーカー情報を見つけていき、そのページを読み込んでいくイメージです。
そのときにGoogle翻訳は、機械が翻訳しているので意味がわからない部分は、手間ですが、辞書を片手に読み込んでいきます。
また、コツとしましては、文字通りを直訳するのではなく、できるだけ自然な日本語になるように、自分の言葉で「超訳する(自然な日本語に訳す)」という意識を持っていただくことをお勧めします。
また、「海外メーカー公式HP」に外部リンクに飛ぶリンク先は無いか?という点も気にしながらサイトを確認してみてください。
本体サイトのほかにブランドのサイトを持っている場合がありますので、そのリンク先もチェックしき、出来る限りの情報を集めていきます。
わからない部分はメーカーに問い合わせて補足
少し難易度は高くなりますが、メーカーに問い合わせて情報の肉付けを図ることもお勧め致します。
もしも日本法人があるメーカーの場合は、そこの窓口に問い合わせていただいても良いと思います。
例えばですが、コールマンのクーラーボックスで次のような商品があります。
「COLEMAN 52QT XTREME 5 DAY COOLER」説明文として、容量49Lの「エクストリーム」モデルです。5日間冷やせます。
でも伝わりますが、例えば、49Lって350mlの缶で何個分?
とか、5日間ってほんとうにもつの?実際どういう条件なの?
などをメーカーに確認し、例えば「5日間というのは、外気温が平均●●度で、中に氷を敷き詰めたときに、完全に溶けおわるまでに5日間です」などの回答をもらえたら、それをサイトに記載していくと、より分かりやすい商品に熟知した店舗という認識をお客様に持っていただけると思います。
最後に
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
私の場合は、その輸入商品の国内のプロデューサーにでもなった気分で楽しんでやっていたのを思い出します。
皆様のご参考に頂けましたら幸いです。
商品ページ作りこれからも頑張ってください。
陰ながら応援させて頂きます。ありがとうございます。
ReachLocal Japan Services 山根 正史
地域のビジネスを行う広告主様のために開発したReachSearchを活用し、コスト効率のよい新規顧客獲得の支援を展開。デジタルマーケティングコンサルタントを務める。