「それでは一本締めで締めさせていただきます。よーーおっ、パン!」←これ間違いです!
コロナが終わり、宴会や会食も少しずつ増えてきてコロナ以前に戻りつつありますね。
懇親会とかの最後に「宴もたけなわではございますが・・」から始まる締めのあいさつのなんと懐かしいこと。耳にしなくなって三年ほど、忘れかけてました。
私はどこに行っても最年長ということが多くなってしまい、乾杯やら締めのあいさつを任されることが多いのです。締め方にもいろいろありますが、どうも誤解されていることも多いようなのでご紹介します。
私も20年前、タイトルの一本締めを知らずにやってしまい、先輩からたしなめられたことがありました、なぜJECCICAのコラムで?ですがこんなことを口うるさく言うのも年寄りの役割かなと思いますのでご勘弁ください。
「よぉおおっ、パン!」と一回だけ手を打つのはこれは一般には「一丁締め」です。ただこれを関東一本締めと呼ぶこともあるようです。(私は耳にしたことない)
一本締めの一本は「パパパン、パパパン、パパパンパン」と計10回打つのがこれが一本。ですので三本締めはこれを三回繰り返すことになります。三回繰り返す意味は諸説あるようですが私は「ここにいる方、今日来られなかった方、そして神様」に感謝するというのが一番しっくり来ます。
さらに大阪では「大阪締め」というのがありまして、これがなかなか難しい。リズム音痴ではまず無理な感じです。私は面白がって東京でも大阪締めで締めてみたりします。
「打ちましょ!パンパン」
「もうひとつせー!パンパン」
「祝おて三度!パパンパン」
この最後のパパンパンがちょっとトリッキーで難しいです。今時youtubeにいくらでも動画があるのでご覧ください。
どうです、締めのあいさつを任されたら、ちょっとひねって「大阪締め」で締めてみてはいかがでしょう。
JECCICA客員講師 斎藤 賢治
(株)クオカプランニング取締役会長
2001年お菓子パンの材料道具販売「cuoca」を立ち上げ、EC・リアル店舗・卸販売・レッスンスタジオとオムニチャネルを実践し最大32億円まで成長させる。食品の商品開発からプロモーションなどを得意とする。