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ゼロから学ばないGA4入門:同じGA4なのにセッション数が違う。

UAと比較して「セッション数が異なる」
まずおさえておきたいのは「GA4ではUAよりもセッション数は少なくなるケースが多い」ということです。理由は以下の通りなので、ココは基本としておさえておきましょう。

●グーグル検索から来訪してサイトを離れたが30分以内にYahoo検索から来訪した場合
 UAでは、2セッション、GA4では1セッションとしてカウント。
●2023/6/20 23:55 に来訪して、その10分後の 2023/6/21 00:05にブラウザを閉じた場合
 UAでは、2セッション、GA4では1セッションとしてカウントされます。

※公式ヘルプ:GA4のセッションについてhttps://support.google.com/analytics/answer/9191807?hl=ja

同じGA4上でも「セッション数が異なる」
これはヘルプにも記載が見当たらず、最初の頃はアタマを悩ませる方も多いと思います。例えば、GA4でランディングページの数値を見ようとしたとき、以下の2種類があります。
1:レポート>ライフサイクル>エンゲージメント>ランディングページ の「セッション数」
2:探索>ページパスとスクリーンクラスの「閲覧開始数」

これはどちらも同じように思われますが、
●セッション数:セッション ID の推定値
●閲覧開始数:あるページで 1 セッションの最初のイベントが発生した回数

つまり、セッション数は「推定値」となる場合があるため、同じGA4上でも異なる数値となる場合があります。この場合の正確性で言うと、探索で表示された「閲覧開始数」が正しい、というGoogleからの回答でした。

どうして推定値が表示されるのか?
GA4では、正確性よりもスピードや安定性を優先させるために「推定値」を表示させる場合があるとのことです。このため、セッション数は、同じGA4上でも組み合わせる指標やレポートによっては HyperLogLog++(HLL++)アルゴリズムによって「推定値」が表示されるということらしいです。
https://developers.google.com/analytics/blog/2022/hll?hl=ja

UAの時とは用語も変わる、定義も途中で変更となる、などまだまだ安定稼働までは遠い道のりのGA4ですが、本格的に切り替えて運用されている方も多いと思います。もしこんなことで悩んでいる!ということがございましたら、私たちも勉強になりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

JECCICA客員講師

JECCICA客員講師 宮松 利博

得意分野/Eコマースの立ち上げ・販売拡大
株式会社ISSUN(イッスン)代表取締役。2000年より自社製品販売のECを立ち上げ、2006年に株式上場させる。同時に保有株を売却し、渡米などで海外のEC研究後、国内外でコンサルティングサービスを提供。


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