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朝型ワークのすすめ ~早起きは三文の徳か?~

現代のサービス事業全般に言えることかもしれませんが、ECに携わるお仕事はEC事業者様も外部からサポートする支援業者側も24時間365日体制です。
なかなか続けて長期のお休みがとりにくいなどとよくお聞きます。
そこはきっと体制でカバーするしかない現実があるのでしょうが、今回はせめて一日の時間の使い方を改善できるお話が少しでもできればと思います。

時短とかフレックスタイムとかライフ・ワーク・バランスとかワークスタイルの変革とか。
いろいろ言われて久しいですが、現実はなかなか厳しいですよね。
私もなかなか厳しい中でいろいろと試行錯誤中です。
是非現状を共有したいと思います。

一日は24時間、どう使うか?

誰にでも平等に一日は24時間です。
多忙なお仕事をされている経営者の方や働くお母さんたちは朝から午前中の時間をかなり有効に使われているようですね。
私も平日は毎朝7:00くらいから自宅で朝食をいただくようにしています。
朝食までの間の2時間ほどで現状の仕事の確認、段取り、優先順位などを検討しています。
私の一日のタイムスケジュールは概ね以下のようになっています。

04:00~05:00 起床、朝のひととき
05:00~07:00 ①スケジュ~ル、ToDo確認など
07:00~08:00 朝食
08:00~10:00 ②デスクワーク、調査、レポーティングなど
10:00~13:00 ③個別案件の対応、優先順位の高いものから
13:00~18:00 クライアント様訪問、ミーティングなど
18:00~ パートナーとのミーティング、会食など

①朝食までにスタートアップ
②朝食後の世間が激しく動き始めるまでになるべく全般的な内容のお仕事
③午前中までに個別の案件対応、おもにメールやメッセージでのやり取りです。
ここまでで7時間取れればほぼ一日分の仕事時間が確保できます。
一般的なビジネスマンの午前中を9:00~12:00、または10:00~12:00と考えて、その2倍の5時間くらいを平均的に確保できるように目指すのはいかがでしょうか。

そして私の場合は午後はなるべくクライアント様とのミーティング、会議に多く時間を割きたいと思っています。
夕方から夜はパートナー様とのミーティングが多く、会食の日も多いです。

一週間も前半に重きをおく

一日を朝型にするのとともに一週間は前半型にしています。
クライアント様やパートナー様との調整なので一概には言えませんが、なるべく週次の定例ミーティングなどは週の前半でお願いしています。
週の後半に月次の定例ミーティングやスポットのアポイント、関係している団体のセミナーやフォーラム等の予定を入れるようにしています。
毎週木曜日か金曜日のどちらかは内勤日として一日作業に没頭できる日を作りたいと思っていますが、残念ながらこれはなかなか叶っていません。

コミュニケーションツールは相手に合わせる

ある程度自分のワークスタイルを確立しようとすると、やはり周りにいる方たちの協力が必要になってきます。
仕事関係だけではなく、家族などプライベートな関係の方の影響も大きいと思います。
今やさまざまな通信手段、コミュニケーションツールなどがありますが、ここはなるべく相手の都合に合わせて利用するようにしています。
スケジュールの一部を共有したり、定期的に連絡、報告をしたりです。
これがなかなか面倒であり手間なのですがここは怠ってはいけないところだと思っています。
一緒に仕事をする上で、報告・連絡・相談が大切なのは何も企業・組織の内部だけではありません。
今のところメールでもSNSでもSFAでもプロジェクト管理ツールでも何でもよいと思っています。
要はセキュアであり、合理的かつ容易にやり取りができさえすればよいということになります。
単純に使用ツールに難色を示したり、リアクションの遅い方は論外です。

しかし結局最後はFace to Face

いくらツールを駆使して情報共有をしても埋められない情報と伝わらないニュアンスはあると思います。
やはりコミュニケーションの基本はFace to Faceだと思います。
Face to Faceで補えないものをツールで補うが正しく、逆にならないように気をつけようといつも思っています。
夜はなるべくそのための時間に割いています。
会食もその一部です。

そして結論と今回のひとこと

はたして「早起きは三文の徳」なのか。
ことわざどおりにわずか三文だとしても、得るものがあるということだと思っています。
①健康によい
②一日を長く使える。特に午前中の時間が有効かつ貴重である
③前倒しの意識が芽生える

でも無理は禁物です。
私もそうですが夜が遅い生活の方は寝不足になります。
単なる早起きではなく、早寝早起きである必要があります。
生活習慣そのものを変える必要がありますね。

私の場合は今のところ、
「基本は早寝早起き。ときどき遅い日もある…。」です。
朝型ワークは続けていきたいと思っていますし、続けていくことに意義があると思っています。

『ワークスタイルの変革は一日にしてはならず。』

みなさんもそれぞれご自分なりの働き方、ワークスタイルを志向されて、
スタートされ、そして継続されることをおすすめします。

和田務

特別講師・参事 和田 務

和田 務
株式会社シーズファクト代表取締役社長 クライアントサイドに立ったITコンサルティングを経営、業務改善、物流といった幅広い視点から行い、企画から運用・保守まで全てのフェーズでのプロジェクト支援が可能。複数のITベンチャー企業の設立・経営に参画し、幅広い人脈を生かしての新規ビジネスの企画、アライアンス提案も行う。

 


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