弱小だけど外出先から、YouTubeLIVE配信したい!
■超えられない1000人の壁。
モバイルからYouTubeLIVEを配信するには「1,000人以上」のYouTubeチャンネル登録者数がいることが条件です(2020/04/20 執筆時点)。強引に集める方法も一応アルにはアルのですが、自然派が好まれるこのご時世では、簡単に一朝一夕で1,000人にチャンネル登録してもらえるものではありません。
でもLiveがしたい!とYouTubeアプリを立ちあげて、Liveボタンをおしてもあえなく撃沈、というのが関の山です。
図:YouTubeLive配信できないの図.png
でも、YouTube公式ヘルプを見てみると、気になるひとことが。「配信アプリ経由ならOK」と記載があります。
https://support.google.com/youtube/answer/9228390
マニュアルによると「この要件は他のライブ配信ツールには適用されません。」との記載!さっそく片っ端から配信ツールを試してみたところ、ひとつヒットしました。かれこれ1年ほど使えているので問題なさそうなので、本日ご紹介しますのがこちら。
■スマホからYouTubeLIVE配信できる「StreamLabs」
StreamLabs(iOS,android):https://streamlabs.com/
そもそも、「Live配信したいだけならFacebookでもイイだろ」という話しなんですが、FacebookLiveは一過性の側面が強くて、タイムラインにアーカイブで残りますが、タイムラインには数日で表示されなくなりますし、そこまでビュー数が伸びるモノでもありません。あくまでウォッチパーティでワイワイやったり、コメント対応するような場合に向いています。
■YouTubeLive配信メリットって?
上記のような目的で無く、編集無しの一発アップがしたいだけなら、YouTubeのLive配信のほうが効率は良いです。なぜなら、YouTubeでLiveしたあと動画はアーカイブ保存されてYouTube検索だけでなく、Google検索でヒットしますし、その動画をFacebookでシェアすればFacebookのネットワークにも告知されます。YouTubeチャンネル登録してね、と一言添えれば、少しずつですが登録者数も増えて行きますので、編集無しの動画資産として扱うなら、FacebookやInstagramのLiveよりも運用は効率的です。ただ、Facebook内でYoutubeへ飛ばすワケですから、インプレッションが伸びないリスクは覚悟が必要ですね。
そこで、StreamLabsというアプリ。iOSとandroidで対応しています。PCでゲーム実況などを配信している方ならご存じの「OBS」の派生です。元々はコミュニケーションを主体としたアプリのようなのですが、このアプリを使えば、僕の個人チャンネルのような1,000人以下の弱小YouTubeチャンネルでも、思い立ったが吉日で好きな場所でいつでもLIVE配信できるんです。
YouTubeデビューしてみたいけど、機材持ち歩くのが面倒、編集が面倒、でも気軽に動画アップしてみたい、ということならまずはお薦めです。
JECCICA客員講師 宮松 利博
得意分野/Eコマースの立ち上げ・販売拡大
1998年に公開したフリーウェアがヒット。その知見で開発した商品が大手ECコンテストで12部門受賞、3年で年商20億円に(現ライザップ)。上場と同時に保有株を売却し、ECコンサルティング会社を立ちあげ、業界No.1クライアントを多数抱える。日本イーコマース学会専務理事。