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長引く円安対策に、越境ECのテストマーケティングを

先日福岡出張の際に某モールで白いスニーカーを購入し宿泊先ホテルへ送付しました。チェックインして開封してビックリ!差し色が左右で違うではありませんか!商品名に「左右色違い」の記載もなく出荷時にトラブルがあったのでは?と思い店舗へ確認すると『そういう(左右で色が違う)商品』とのこと。

スマホで商品画像を確認すると、たしかにその通りでした。
老眼ユーザーにわかりやすい商品画像にしてほしいです。

円安はいつまで続くの?
ただでさえ、暗いニュースが続いている中に経済関連のニュースを聞くと不安な気持ちになりますね。2022年内は続くという専門家もいるし2023年から反転するという専門家も。普段の生活だけでなく、商品仕入れにも影響が出ている方はいるのではないでしょうか?私自身も、iPhoneを新しい機種へ変更するか迷っている間に大幅値上げとなってしまいました。検討していたiPhone 13 Proは、2万円以上の値上げです。ネガティブなニュースが続く中にも明るい話題で溢れている業界もあります。越境EC業界です。ネットショップ担当者フォーラムの記事でBuyeeを提供するBEENOS株式会社の発表したデータがありました。

円安の加速で越境ECの購入金額が約2割増加【BEENOSの「2022年上半期 越境ECトピックス」】https://netshop.impress.co.jp/node/9919記事によると、購入金額・購入者・購入単価が軒並み伸びているとのこと。他にも、越境EC関連事業者と打ち合わせをするとみなさん流通額が伸びていると言います。円安は海外ユーザーにとっては日本の商品を購入するチャンスなのでこの時期に越境ECを行わないことは機会損失になりかねません。中国向けに中古ブランド品を販売する事業者の話では日本で売るよりも中国向けに販売する方が高単価で売れるので在庫の大半を越境EC用に充当しているとのことでした。

越境ECの可能性をチェックする
越境EC関連のサービスが増えてだいぶ身近な手段となってきましたが、いざ始めようにもどんなマーケットなのかよくわからず、不安も多いと思います。そんな方は、Googleが提供するGoogleマーケットファインダーを使ってみる良いです。無料で利用できます。

対象サイトのURLを入力して画面に表示される質問に答えてどの国へ展開したいか選択すれば無料でレポートが作成されます。有名なワイシャツ専門店さんのURLを用いてGoogleマーケットファインダーで調査してみました。

▼対象国選択画面

▼レポート画面(検索ボリューム・広告の競合状況)

▼レポート画面(容易指数・可処分所得)

上記では、フランス・ドイツ・オーストラリアを選択しましたが、日本は他国より可処分所得が低いです。広告の競合状況では、ドイツ・オーストラリアは中程度でしたが、フランスは小規模でした。このレポート上では、フランスは狙い目と言えます。物流環境・決済・言語やカスタマーサポートなども調査が必要ですが、マーケットのサイズ・可能性を調べる上でGoogleマーケットファインダーはヒントになると思います。

今は、タグ1行サイトに追加するだけで低コストで海外販売ができるサービスもあります。

WorldShopping BIZ(https://www.worldshopping.biz/)

このサービスであれば、海外物流・関税対応や顧客対応を代行してもらえるので、越境EC初心者にはピッタリです。円安がいつまで続くかわからないので越境ECを小さく始めてみてはいかがでしょうか?

JECCICA客員講師

JECCICA客員講師 菅原 渉

株式会社バックキャスティング 代表取締役
1999年よりEC業界へ。運営~支援まで多方面で経験を積む。コンサルティング活動と並行して中小機構販路開拓支援アドバイザーとして動画やセミナーで講師も行う。自社の強みの明確化~成約率の向上~成果を得意とし、最高記録は月間CVR18%


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