年頭所感 理事 小林 亮介
あけましておめでとうございます。
ＪＥＣＣＩＡ理事の小林亮介でございます。
私が考える2016年、日本経済を索引するＥＣ業界での一番の印象は、
【消費者の成長】です。
インターネットが生まれてから約20年が経過される中、HPが沢山
できあがり、ECモールが普及し、今現在ではECで商品を買ったことが無い
という人が少なくなりました。
この背景を元に、ネットだからイメージと違う、ネットだから接客が
悪いことを許容する時代ではなく、消費者自身が、商品を選択し
本当に自分にとって良い店、自分にとって良い商品を購入する。
言わば「買わせる」というEC企業側の言葉がなくなってくることを
予感させる。そんな1年でした。
広告で引上げても良い商品ではないと売れない
逆に言うと、良い商品であれば広告を使わなくても売れる。
消費者が賢くなってきた。
ということです。
今年は、消費者視点を多く考えることができるか、
法人営業でもよくお客様のハートをキャッチしたという
言葉を聞きますが商品を購入して頂き発送するだけが仕事でなく、
購入して頂いて、使用して見たお客様の顔まで想像する。
そのような時代にECも当たり前ですがなってきたんだと
思っています。
いくらインターネットでも人と人。
商売の忘れてはいけないカートの先には人が購入している事、
商品を使用されるお客様の事を考えること。
安易なブームだけではお店は長続きはしないと感じています。
消費物は、Amazonさんを始め大型モールが
どんどんリピートさせ購入していき消費者を囲んでいくはずです。
自社のお店の商品は、お客様にとって使用した時に笑顔になっているか？
ここを掴むことが大事かと思います。
私が事業としているメディア業もそうですが、
便利なものは流行しますが、人の心を裏切っているメディア事業は流行はあった
にせよ、長続きはしていません。
カートの先に、人がいること
を再度考えてみるそんな1年になり、皆様がEC業のご発展を更に加速して頂ければ
こんなに嬉しいことはございません。
長くなりましたが、2016年がＥＣを愛する皆様にとってより良い年になりますよう
心よりお祈りを申し上げ新年のご挨拶とさせて頂きます。