2020年 年頭所感 清水将平
新年あけましておめでとうございます。
2019年は、消費税増税もあり、キャッシュレス決済の話題の多い1年でしたが、
EC業界としては、Amazon、楽天、ヤフーの競争が激化し、
楽天の送料無料ライン統一の動きが進み、PayPayモールのオープン、
ヤフーとZOZO買収、LINEとの提携など、大きな変化に向けて
各社が舵を切られた1年だったと思います。
EC業界以外では、コンビニ各社の24時間営業が問題になり、
各社がオペレーションの効率化を図り、
営業時間の方針を柔軟に変更するという動きがあった1年でしたが、
2020年のEC業界は、落ち着いた送料の値上げに加えて、
楽天市場の送料無料ラインの導入が進み、出店者の負担が増える中、
モールとしてもコンビニ各社と同様に、出店者の売上だけではなく、
利益、効率化に目を向けざるをえない状況になるのではないでしょうか。
また、消費者としても宅配ロッカーや置き配が普及し、
商品の受け取り方の選択肢が広がる反面、
送料無料だと思って購入した商品が、送料込みであり、
高いお買い物になってしまうことも問題になるかもしれません。
2020年は、東京オリンピックもあり、世界中から日本が注目される
1年でもありますので、JECCICAとして日本のEC業界が世界から
注目されるようコンサルタントの育成、支援に力を入れてきたいと思います。
最後に、本年がEC業界の皆様にとって、良き1年となりますよう
心よりお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
![清水 将平](https://jeccica.jp/images/shimizu.jpg)
JECCICA 参事 特別講師 清水将平
日本ECサービス株式会社 代表取締役
日本最大級の楽天ショップ向け会員サポートサービス「ECマスターズクラブ」を運営。
日本全国47都道府県の1,500ショップに対して、質問数無制限のフォーラム、毎日配信される音声解説付きサポートレター、週2回のライブ配信、4,000名が利用するChrome拡張機能など30を超えるツールなどを提供。
2019年のセミナー開催実績は、年間70回以上、参加者3,000名を超える。