【勝手にECサイト分析】ジャパンEコマースコンサルト協会 小林厚士理事/株式会社浜松三星「うなぎの浜名湖さんぼし」/付加価値があり生産者の顔が見えるサイト(03/28)
日本人が千年以上も親しんできた食品である「うなぎ」。日常的にはなかなか口に入ることが無い高価な食品として、多くの人にとっては大変なごちそうという部類に入るのではないだろうか。
今回紹介するサイトは、自社池で生産して産地偽装のない本物の浜名湖産うなぎを提供する「うなぎの浜名湖さんぼし」(運営浜松三星)だ。安心、安全を保証する履歴証明ができることを強みとしている。
高価である「うなぎ」だからこそ、お客さまに喜んでいただけるよう、生産から加工、出荷までを一貫で行っている。
天然漁獲に頼るうなぎ養殖は、稚魚の漁獲減少により、国の政策で稚魚の養殖池入れ枠が減らされている(静岡県では前年比約30%減)。これにより、価格相場が高騰しており、それに関わる養殖業者、加工業者もかなり減少している。
「うなぎ」といえば浜名湖。最盛期には1000軒以上あった浜名湖の養殖業者は、現在30軒以下にまで減少しているという、業界的には非常に深刻な事態となっている。
「うなぎの浜名湖さんぼし」では、年間40トン超の生産を誇る自社池養殖だからこそ実現できる「付加価値のある販売価格」と、「生産者の顔が見えるうなぎ」をモットーとしている。
(続きは日本ネット経済新聞3月24日号で)
※記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。