大切な知人に、このECコンサルタントを推薦できるか?
JECCICA特別講師 松橋 正一
「JECCICANEWS」のコラム寄稿を依頼され、何を書こうかと思いコラムジェシカ(Vol1&Vol2)を読み返しました。
トントン先生こと、中谷昌弘氏のコラムでした。
ECコンサルタントと近似する職業として医師の業務に例えた「ドクター論」を書いておられます。ECコンサルタントとして多くの実績のある中谷氏の重みのある内容だと感服しました。そのコラムを読みながら、優秀なECコンサルタントを育成するプログラムは、ダイビングインストラクターを育成するプログラムにも似ていると感じました。
ダイビング認定カード(通称:ダイビングライセンス)を認定発行のダイビング指導団体NAUI(National Association of Underwater Instructors)というのがあります。NAUIは1960年、世界で初めて誕生したダイビング指導団体です。50年以上にわたって「最愛の人を任せられる信頼」をテーマに、数多くのインストラクター(指導員)を育成しています。 JECCICA認定カリキュラムに認定審査があるように、ダイビング指導団体NAUIにもインストラクターを育成するインストラクタートレーニングコース(ITC)の合格審査があります。
合格最終判定の言葉のひとつに「この人に最愛の人を任せられるか?」という判定基準があります。
ダイビング知識テストの成績、実技でのスキルの合否、ダイビングスクール受講生に講義するスキルの合否など評点をつける判定がありますが、この「この人に最愛の人を任せられるか?」が、抽象的な判定基準でありながら最も重要と考えられています。ダイビングインストラクターは、その指導如何によっては、スクール受講生が将来、命に関わる重大な事故につながる可能性を持ち、スクール受講生の命を預かる職業と言えます。「自分の最愛の人を、このインストラクター候補生に任せることができるだろうか?」とコースデレクターは考え、「この人なら預けられる、任せられる」と判断できることが重要で、そう思えなかったら合格判定をすべきでないという考え方です。
クライアントは、ネットショップの売上げを伸ばしたい。成功したい。という切実な思いでECコンサルタントに託すのです。
現在、いろいろなスキルレベルを持つECコンサルタントが数多い中、ECコンサルタントのサポート次第では、うまく成果を出せない。最悪、ネットショップ運営継続に危機をもたらすこともあるかも知れません。
JECCICAのミッションは、EC運営に必要なノウハウを体系的に学び、ECコンサルタントとして活躍できる優秀で信頼できるECコンサルタントの育成です。
JECCICA認定ECコンサルタントになるには、JECCICA認定カリキュラムを単に受講消化するだけでなく、ECコンサルタントとして活躍できるかどうか、最終認定審査に合格しないといけません。
私は、合格最終判定のひとつに「大切な知人にこのECコンサルタントを推薦できるか?」を提唱したいと思います。 ネットショップ運営経験が豊富で、優れた成功事例や運営スキルを持っていても、ECコンサルタントとして、成果改善が出来なかったりしたとき、途中で投げ出すような姿勢や、その原因をクライアントだけに問題があると決めつけてしまうような人だったら、「自分の大切な知人にそのECコンサルタントを推薦紹介できない」と思います。
優秀でECコンサルタントとして活躍できる資質は、豊富な経験に基づく知識、豊富な経験に基づき導く技術、信頼のおける姿勢の「知識・技術・姿勢」であり、それらが備わっているのが信頼のおけるダイビングインストラクターであるのと同じです。
優秀な信頼のおけるECコンサルタントとして、自信を持って推薦できるECコンサルタントの育成に特別講師として尽力していくつもりです。JECCICA認定カリキュラム受講で、優秀な信頼のおけるECコンサルタントを目指し、このEコマースの世界で活躍してください。
JECCICA特別講師 松橋 正一
楽天、ヤフー、amazon、自社サイトなどECサイトの運営経験を基に、数々のショップを構築サポート。大規模ECサイトの効率的な構築、データ処理システム構築を得意とする。