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2023年 年頭所感 松本誠世

年頭所感

新年明けましておめでとうございます。
2023年の新春を迎えるにあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

2022年は長かった自粛生活から少しずつ解放されていった年でした。ロシアによるウクライナ侵攻もありましたが、コロナも海外ではほぼ風邪の部類に属し、普通の生活が戻ってきています。とはいえ、日本ではまだまだマスク生活が続いている・・・。密集していない屋外ではマスクを外していいはずなのに、マスクを取らないこの国民性。そこが日本のすごいところだなと実感しています。

2023年を迎え、ウクライナ侵攻の今後や景気後退懸念など、さらに混迷の年となりそうな気配を感じています。しかも、年明けすぐには、防衛費の増額などを盛り込む予算案が審議されますし、4月には日本銀行総裁の黒田氏の任期が満了するため、次の総裁が日本の金融政策をどう舵取りするのか。そんなところにも注目していきたいところですよね。

現在、世界では金融革命(通貨革命)が始まっていると言われています。そんな中、最近Web3.0という言葉を目や耳にすることが多くなりました。ブロックチェーン技術を土台として生まれた、暗号通貨・メタバース・NFTなどのことです。まだまだ日本では認知度は低いですが、今後数年の間に誰もが知ることになるでしょう。
このメタバースやNFTの決済で使用されるのが暗号通貨ですが、現在日本で暗号通貨を保有している人は約720万人(2021年)と言われ、それは日本の人口の約6%にとどまっています。ちなみにベトナムでは人口の約20%以上が暗号通貨を保有しているとも言われています。国策上、表向きは外貨保有を認めていないというお国柄もあるかと思います。ですが、物価が日本の1/3と言われるベトナムと比べても、日本は遅れていると言わざるを得ません。
Web3.0環境では暗号通貨を利用して取引が行われます。「見えないもの(実態のないもの)は信用できない」と言っていたら完全に取り残されることになります。

ECの世界でも、本格的にメタバースのECサイトが登場してくるのではないかと思っています。支払いは当然ながら暗号通貨です。既にオンラインカジノではクレジットカード払いの方が手数料が高く設定されているケースが多く、暗号通貨での支払いの方が主流になっています。徐々にそして確実に金融革命は足音を立てて近づいています。それはECも例外ではありません。今からでも遅くはありません。決して投機的な目線ではなく、きちんと背景まで読み解き、ブロックチェーン技術を土台とした暗号通貨について知識を増やし、この2023年の時流に乗っていきましょう

さらなる飛躍の年となることを祈念いたしまして、新年のごあいさつといたします。


JECCICA客員講師 松本誠世


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