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「すべての商品」カテゴリをなめたらアカン!

ほとんどのECサイトではPCであれば左メニューに商品カテゴリ、スマホだとバーガーメニュー内にカテゴリが配置されていると思います。

商材の特性やSKU数、カテゴリ分けしやすい商材かどうか、などでこのカテゴリの役割やクリック率は変わってくると思います。
私のクライアントの多くは食品会社で、概ね商品数は50前後のサイトではカテゴリからの購入が比較的多くなっています。逆に商品名でのサイト内検索は2−5件/日くらいしかありません。
商品カテゴリは、そのサイトがどんな商品を販売しているのかを端的に表す一覧のような機能もありますし、カテゴリ名はSEOにも大きな影響を与えるようです。
カテゴリ名をGoogleサーチコンソールのよく検索される名称に変えたところ、順位が10位から2位まで上昇した事例もあります。検索エンジンにもカテゴリページがインデックスされていることが多いですね。

お客様が「どんなものを売っているサイトなのか」直感的に理解いただくためにカテゴリの数は10から16くらいが最適なのではないでしょうか。

今まで20サイトの食品ECを見て来て、トップページで一番クリック率が高いのは・・・実は左メニューのカテゴリの「すべての商品」でした。
だいたいどのカートも「すべての商品」カテゴリはデフォルトで設定されており、まさに自動的にすべての商品が「すべての商品」カテゴリに表示されるようになっているかと思います。
お客様がサイトにアクセスして最初にクリックするのは「すべての商品」が多いようです。近所のネット通販好きのおばちゃんに聞いた斎籐調べによると「すべての商品」カテゴリでこの店舗がどんなものを販売しているかの全体像を掴もうとしているようです。
あえてこの「すべての商品」カテゴリを消しているサイトもありますが、クリック率がとても高いことから考えて再度設置することも検討してみてください。

次はこの「すべての商品」の商品の並び方で売れ行きが大きく変わります。例えばmakeshopではデフォルトでは商品登録日順に並んでしまうのでここの並びを制御するのは結構大変なのです。いちいち上位に表示させたい商品を呼び出して更新かけると上位に出ますが。
そこで「全ての商品」という新しいカテゴリを作り、その中で並び順を制御しています。
売りたい順に並べつつも、お客様が「あぁこういうのを売ってるお店なのね」と理解いただける並びに調整しましょう。

カテゴリを今一度整備し直して、これだけでCV率が大幅にアップした事例もあります。

おそらくこれから秋から年末への繁忙期に入っていくのではないかと思いますので、今のうちにカリカリにカテゴリチューンを施してください。

JECCICA客員講師

JECCICA客員講師 斎藤 賢治

(株)クオカプランニング取締役会長
2001年お菓子パンの材料道具販売「cuoca」を立ち上げ、EC・リアル店舗・卸販売・レッスンスタジオとオムニチャネルを実践し最大32億円まで成長させる。食品の商品開発からプロモーションなどを得意とする。


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