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ECサイトのブランディングに必要なストーリーとコンテンツ2

毎度有り難うございます。フラクタ河野です。

前回は、ECサイトのブランディングに必要なストーリーとコンテンツについてご説明させていただきました。
今回は「コンテンツになり得る情報はどんなものがあるのか?」というテーマでお届けしたいと思います。
皆さんのブランディング活動にお役にたてれば幸いで御座います。

ECサイトでコンテンツを作る上で、まず最初に皆さんに知っておいていただきたいのは

「綺麗な文章を書く」

事に拘りすぎない、という点です。
変に拘りすぎると、ライティングが進まず本末転倒です。
毎回毎回プロのライターさんに書き直してもらう事はコスト的にも大変です。
大事な事は、まずは自分たちでできる範囲で伝える努力をする事です。
その点をしっかりと踏まえながら、はじめていきましょう。

それでは早速「コンテンツになり得る情報」について、掘り下げていきます。

まず第一に、「自分たちのこだわりや、思い、ビジョン」です。
多くのブランドが勘違いしやすいのですが、ブランドや企業としてのこだわりポイントや強みはほとんどのお客様には正しく伝わっていません。「伝える努力」をしていないからです。
ブランド、企業としての思い、こだわりは、分かりやすく端的にまとめるか、共感を得られる文章にすべきです。この点だけ抑えられていれば、あとは臆すること無くどんどん発信していきましょう。
どんな些細なことでも結構です。日々考えている事、気を付けている事など沢山あるはずです。そのあたりをキーワードで抽出し、そこから文章にしていきましょう。
決して「こんな事わざわざ言うのは恥ずかしいな・・・」「自分たちにとって当たり前の事だからな・・・」などとは思ってはいけません。

次に「写真」です。
これは、「仕事の風景」、「工房・工場」、「お店」、「オフィス」など様々あると思いますが、重要なのは仕事の中の「ワンシーン」を切り取る意識です。みんなを1カ所に集めてニッコリ、というのも決して悪くはないのですが、コンテンツとしては日常の仕事風景のワンシーンを切り取る形が効果的です。
真剣なまなざし、集中して作業する姿、ミーティング風景、接客している風景など・・・
上手くいっているブランド、表現が旨いブランドでは良くこのような写真を多く見かけます。いいなと思ったらその構図を真似て見て下さい。構図を真似たとしても決して同じ様にはならず、自分たちの会社のオリジナリティが出るはずです。自分たちのスタイルに自信を持って進めていきましょう。
まずは臆せず実践してみること。これが何より肝要です。
写真をとったらそのまま・・・ではなく必ず調整、加工しましょう。雰囲気がグッとでます。
余談ですが3〜4年前のコンパクトデジタルカメラを使うくらいなら、最新のiPhoneで撮った方がずっと綺麗です。そのままアプリで加工する事で雰囲気を出す事もできると思いますので、是非是非チャレンジしてみてください。
筆者オススメのiPhoneアプリは“VSCO“です。
https://vsco.co/

参考までに実際にiPhoneでとって、“VSCO“で加工した写真をいくつかあげておきます。

この二つを組み合わせることで、伝えるべきコンテンツのベースは完成です。
「でもこれじゃネタは直ぐ尽きちゃうよ・・・」と思われるかもしれません。でも大丈夫です!
「ブランドを伝える」というミッションは、同じテーマを継続的に伝え続けなければ達成できません。
上記で作ったベースに、季節や時事をからめつつ、自分たちのブランドがどこからきて、どこへ行くのかを語り続けられれば、きっとお客様から信頼されるブランドになるはずです。

継続は力なり。まずは恐れずはじめてみましょう。

JECCICA客員講師
株式会社フラクタ 代表取締役 河野 貴伸

河野さん

EC-CUBE エバンジェリスト、株式会社フラクタ 代表取締役、株式会社フルブライト 代表取締役、株式会社Zokei 取締役CTO。Eコマースに関わる人材育成とブランディングに重点を置き、業界の発展とEC-CUBEの普及、デジタルイノベーションの推進支援をメインに全国でセミナー及び執筆活動中。

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