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ECサイトのブランディングに必要なストーリーとコンテンツ

ECサイトのブランディングにおいて、コンテンツは非常に重要となります。しかし自分たちでコンテンツを作ることは難易度が高い、リソースが足りないという理由でアウトソーシングされるか、後回しにされがちです。
しかし実はブランドにとってこのコンテンツこそが重要な武器となりえるのです。

近年、ソーシャル一般的になり、企業も一般的に消費者とつながっていく(エンゲージメント)ことが重要視されています。この「繋がる」ということは、「共感」がベースに作られます。「共感」というと一般的には「身近な」ものが対象になると思われがちですが、実際には企業やブランドが、もつ「人柄」に共感をしています。

AppleやNike、ノースフェイスなど世界の著名なブランドは、自分達の信念を表明し、その思いいに共感する人々がファンになっています。
ファンを多く集めるブランドは、自分達が何者なのかを定義し、自分達の信念を発信することに長けています。コンテンツを作る上でまず最初に定義すべき点としてこの「自分たちは何者なのか」「信念はなんなのか」をちゃんと定義できているかどうかが重要になります。

逆に言えば、この要素を抑えた上でコンテンツをつくる事ができれば、文章としておもしろおかしくする必要もなく、劇的なストーリー作り上げる必要もありません。

写真1枚でも、数行のテキストでも構いません。自分たちが良いと思うこと、感覚を刺激されることをどんどんシェアしてください。
その際にブランドとかけ離れてしまわない事が重要になりますので、社内でお互いにその確認ができるようにしておきましょう。
難しく考える事はありません。「こういったメッセージは自分達のブランドとして正しいだろうか?」と関係者同士がお互いに確認・相談ができれば問題ありません。
(もしこの判断に迷う場合はあらかじめブランドステイトメント(ブランドの指針・きめごと)を作っておくと、意思決定をスムーズに行えます。)

コンテンツを作り続けることで、徐々に手法がアップデートされていき、制作効率も上がっていきますが、やはりコンテンツの作り手としては読み手の反応を確認していきたいものです。
反応を見る、という点では、やはり「共感」のステータスがわかりやすいソーシャル上での発信が一番なのですが、一方で万が一ブランドとして誤った発信をしてしまった場合などにはリスクが無いとも言えません。そこでおすすめなのがメールマガジンです。
メールマガジンは古い、と言われるような事もありますが、Eコマースにおいてはまだまだ現役です。
メールマガジン内に、ちょっとしたコンテンツコーナーを作り、その中でサイト上の別コンテンツなどへのリンクを配置し、どれくらいの流入があるのかを計測することで、どの程度の共感を得られているかの判別が可能です。

まずはメールマガジンで、自社コンテンツをはじめてみてはいかがでしょうか?
次回は「コンテンツになり得る情報はどんなものがあるのか?」というテーマでお届けしたいと思います。

JECCICA客員講師
株式会社フラクタ 代表取締役 河野 貴伸

河野さん

EC-CUBE エバンジェリスト、株式会社フラクタ 代表取締役、株式会社フルブライト 代表取締役、株式会社Zokei 取締役CTO。Eコマースに関わる人材育成とブランディングに重点を置き、業界の発展とEC-CUBEの普及、デジタルイノベーションの推進支援をメインに全国でセミナー及び執筆活動中。

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