【テレワーク実験】100均グッズで無線LAN環境は改善するか

まだまだ長引きそうな在宅ワーク。せっかく、ポケットWi-Fiを契約してスタッフに渡しても、オンラインミーティングが中断したりと、思ったスピードが出ないケースが多いのではナイでしょうか。
各スタッフの自宅に高速インターネットを契約するしかないか・・・と途方にくれていた時に、弊社スタッフが「100均グッズでネットワークを改善してみました！」と、うれしい一言が。

もっとも安定化させるにはどうすればよいか、色々と調べたようでたどりついたのが「アルミホイル＋ボウル」。100均で買えるグッズで測定してくれましたので、ご紹介します。

アルミホイル・パラボナアンテナの作り方
《材料》
・アルミホイル
・ボウル(今回は直径20cmのボウルを使用)
・アルミに穴を開けるもの(今回はシャーペンを使用)
・スマホスタンド

《作り方》
・ボウルを型にしてアルミホイルをアンテナのかたちに形成
・LANケーブル、電源ケーブルを通す2箇所に穴を開ける
・WiMAXの有線クレードルごと覆うようにアルミホイルを設置

■速度測定結果(時間帯別)

1)-1 アンテナなし(9:45頃 Zoom使用時)

1)-2 アンテナあり(9:45頃 Zoom使用時)

ダウンロード：+2.5Mbps
アップロード：+0.87Mbps
インターネット速度：高速→高速

2)-1 アンテナなし(11:45頃 BlueJeans使用時)

2)-2 アンテナあり(11:45頃 BlueJeans使用時)

ダウンロード：+3.81Mbps
アップロード：+0.53Mbps
インターネット速度：低速→良好

3)-1 アンテナなし(14:00頃)

3)-2 アンテナあり(14:00頃)

ダウンロード：+2.2Mbps
アップドーロ：+0.67Mbps
インターネット速度：良好→良好

結論：体感値は改善せず。有線IPv6へ乗り換え。
今回の測定では、アップロードは最大+3.81Mbps、ダウンロードは最大+0.87Mbps早くなりましたが、業務を改善するレベルではありませんでした。その後も数日間使用してみたものの、大きくは変わらず、残されたのは、むなしくそびえ立つアルミに覆われたボウルだけ、とのこと・・・。

スタッフ曰く「設置により数値は上がっているので、アルミホイルでももっと大きなサイズのパラボラアンテナでしたら体感できるぐらい速度がでる可能性はありそうです。ですが、その際はぜひ長めのケーブルをご用意いただき、なるべく視界に入らない場所での設置をオススメします。大きなコストや手間をかけることなく簡単に作成できますのでお困りの方はぜひ1度試してみてくださいね。」

なんとけなげな・・・それ以来、弊社ではポケットWi-Fi支給をやめて、「IPv6で有線LAN這わせろ！」が鉄則になっています。SNSなんかでは、メッシュWi-Fiが最速！といった投稿も見かけますが、安定性は有線LANに比べるとまだまだですよね。

最後に「IPv6でもスピードが出ない」と言う方は以下をチェックしてみてくださいね！

・ルータ：有線LANポートの規格値：500 Mbps以上
・有線ハブ：ギガビットや1000BASE-T以上
・LANケーブル：カテゴリー5e以上
・PCとは有線LANで接続する

スタッフ作
アルミとボウルとWiMAXとクレドール

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