JECCICA ジャパンEコマースコンサルタント協会

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年頭所感 理事 松本順士

2017年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様におかれましては、健やかな新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。

旧年中は、JECCICA一般社団法人ジャパンイーコマースコンサルタント協会への格別のお引き立てを賜わり誠に有難うございました。皆様のご支援のもと、無事に新春を迎えることができ心から感謝申しあげます。

2016年度私自身としては「SNS」「越境EC」「ECの感情価値創造」に多くの時間を使いました。
私がECを始めた17歳(1997年)時代はECやWebでモノを購入するのはとても珍しいことで、あまり理解されるものではありませんでした。
それから20年が経ち世の中はどう変わったのか。
①PCサイトから携帯(ガラケー)からスマートフォンというデバイスの変化
②ブラックハットSEO時代からコンテンツマーケティング
③PPC広告成長期からSNS広告
④モール依存から独自ドメインサイト
⑤メールマガジンからSNS
など様々な変化がありました。

20年間Eコマースをやり続けて私自身が考えるこれからの必要なEコマースを3つ上げます。

1つ目「購買体験」
日本の物販系分野のEC化率は4.75%にとどまっている。私が思うに、Eコマースは”オンラインで購入する理由”と”オフラインで購入する理由”が別々にあり、利便性だけではないということ。
今のEC業界において、利便性の追求を企業が行っているが、私は違った観点を持っている。
ポイントはEコマースの購買体験でオフラインに勝てるのか。

例えば、100円均一などのお店に行くと、ジャンルに分かれた棚があり、目的の商品を購入した後目当てのものがないのに、お店をぐるぐる回って目的以外の物も購入しまう。これは目の前にたくさんの商品があり、手に取って見ることができ、買うこと自体がすごく楽しいわけです。
ドン・キホーテや東急ハンズも同様です。

では100円均一のECサイトで同じ体験ができるかというと、相当難しいです。
ソリューションで単純にお客様の欲しそうなものをレコメンドするとか、AIを入れてとかでは解決できません。
IKEAが今年夏までにEコマースの導入をすると発表されていますが、果たしてオフラインと同様な購買体験をEコマースで提供できるでしょうか。
IKEAに行くと迷路みたいに一つ一つのカテゴリーで見せていき、レジまでは相当な距離を歩きますが飽きることはありません。
「IKEAに行くこと自体が楽しい」=「サイトに訪れること自体が楽しい」の購買体験を提供できるモノを作れると思っています。
例えばSNSを使えば感情価値を与えることができ、AIを取り入れればサイト運営のある程度な自動化ができます。すべきことはお客様と1対1のコミュニケーションを取ることにより、感動とトキメキを与えることが重要です。

2つ目「Eコマース運用」
Eコマースの運用方法もこれから大きく変わっていくでしょう。日々行っている出品やサイトデザインなどに多くの時間を使っているはず。しかしそのようなことに時間を使っていてお客様はサイトに来てくれるでしょうか。
多くの独自ドメインサイトで売上が伸びないと言っているサイトは“ただWeb上に商品をアップしているだけ”で待っている状況です。必要なことは購買へ導く最適な動線設計が戦略的にされていて、購買につながる導線の強化をしているか否か。お客様が商品を購入してくれたルートを運営者が分析解析を行う。
またSNS等を使い“ファン作り”徹底し既存顧客以外にも情報配信を行うこと。

3つ目「商品」
現在楽天市場の商品総数は2016年11月時点で2億2300万アイテムあります。
販売している商品が唯一自社だけが扱っている商品であればいいですが、おそらくWebで商品名や品番を検索すると、同じ商品がたくさん出てくるでしょう。
仕入れ商品だけを扱っているサイトであれば即座に価格比較されてしまいます。
商品自体にすでにブランドがあることはメリットですが、商品を取り扱っているネットショップ、事業者のことを知らなくても、商品自体のブランドでお客様が購入を検討してくれる可能性がありますが、商材が価格競争、サービス競争になります。
まだまだ新規参入が増え型番商品が増えるとどうなるでしょうか。今後は世の中のニーズに合ったオリジナル商品の開発が必要でしょうし、それが難しいのであれば価格以外で勝負できるものを作らないといけません。
成功する商品開発としてはWeb事業部と他部署の連携です。多くのEコマース事業者がWeb事業部と商品を仕入れ、開発している部署との連携がうまくできず、売れる商品開発ができていません。Eコマースの話になると、人任せや分からないでは許されない時代です。

これからのEコマースでは運営はできて当たり前で、“何をすれば売れるのか“を考える人たちが必要になってきます。まだまだEC化率は伸び、流通額は伸びていくでしょう。しかし、Eコマースを本当に理解している人の数が足りなくなります。
我々ジャパンイーコマースコンサルタント協会として、Eコマースを支える人材育成、
ECコンサルタントを養成し、EC運営に必要なノウハウを体系的に学べることを提供してまいります。

本年も皆様方の益々のご隆盛とご健勝を心からお祈り申し上げます。

一般社団法人ジャパンイーコマースコンサルタント協会 理事 松本順士

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