愛され続けるECサイトを目指す
米のさくら屋 藤川 欽三
米のさくら屋は北海道の生産者が丹精込めて作った美味しいお米と北海道の魅力ある商品をお届けするお米屋です。
今回は愛され続けるECサイトになるために私たちが実際に行っていることをお伝えしたいとおもいます。
1通のお手紙はメルマガの効果の10倍!?
現状の食品関連のメルマガの開封率は約10%前後と言われています。
毎日送られてくるメルマガには本当にうんざりなんてお客さまも多いのではないでしょうか。
私たちもメルマガは週に1度発行しておりますが、それよりも大きな成果を上げているのはDMなのです。
このDMは私たちがお送りしたDMで一番成果を上げたものです。
実際に計測はしておりませんが、開封率は100%近くあるのではないでしょうか。
DMのタイトルはありきたりのものではなく『なんだこれ?』と興味を持ってもらうようなインパクトのある見出しが大切です。
このDMの反響率は実に42%の返りがありました。
配布したのは約1,000通。
その内400人以上の方が米のさくら屋を再利用してくれたのです。
メルマガのクリック率は一般的には一桁台と言われているますが、DMの方が圧倒的な開封率と成果をあげます。
パソコン字よりも手書きが良い
客層にもよりますが私は手書の方がお客さまに伝わりやすいと考えております。
DMといってもメルマガ同様、さまざまな会社や店舗から日々DMを受け取っているとおもいます。
その中でも手書きのものは間違いなく目にとまります。
手書きなどのDMやお手紙で「FOR YOU」が伝わるものの方が開封率があがり、結果購入率も向上します。
安売りしないで美味しいお米!
ここにおもしろいデータがあります。
今や世界のカレー屋といっても過言ではないCOCO一番屋の顧客購入のアンケート結果は非常興味深い結果でした。
1位:カレーが好きだから
2位:メニューが豊富だから
3位:おいしいから
4位:早いから
5位:値段が安いから
このデータからもわかるとおり値段で選んでいる顧客は私たちが実際に感じているより下にランキングされているのがわかります。
ネットショップを運営しているとよく錯覚するのが『安売り』しなければ売れないということです。
もちろんそれを求めている顧客も存在しますが、それよりも今は『美味しくて安心・安全』なものを求めている傾向にあるのです。
そして『美味しいもの』であれば金額にはある程度糸目はつけていないということです。
そこで米のさくら屋は会社の想いを書くページに『安売りをしませんということ』を記載するようにしました。
そこでなぜこのような考え方なのか、またどうしてこんなに美味しいのかなどを書いて顧客に伝えることにしたのです。
そうするとリピート率が更に向上したのです。
ここもウェブページを作ったから終わりではなく、会社の考え方などを書いたDMを作り初めて米のさくら屋をご利用頂いたお客さまに必ず同梱するようにしました。
実際にウェブページを隅々まで見る人は少ないのが現状です。
作ったら実際に私たちのことを知っているかと言ったら、何となく米のさくら屋は良いよねという程度の顧客もいるのでウェブとDMと2重にお客さんには伝えています。
私たちの考え方や想いは伝わっていなければなかったことと同じことです。
せっかく星の数ほどのウェブショップの中から選んでもらったのだから、おもいっきり伝えることが大切です。
ココロのシェアを高める
米のさくら屋のウェブショップを開設したのは7年前。
ECサイトの知識もない、集客の方法もわからない、ないないだらけのスタートでした。
米のさくら屋は立ち上げてから2年で月商1千万円以上を達成し、リピート率も80%以上を維持し続けております。
また、お米をお受け取りになったお客様から続々と喜びのお手紙やメールが届き、インターネットの口コミは3,000件を超え、これまでに頂いたメールやお手紙も1000通を超えました。
お客さまとの関係性をしっかりと築き市場シェアも大切ですがお客さまのココロのシェアを高めることで『愛され続けるECサイト』になると私は考えております。
米のさくら屋 藤川 欽三