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2019年 年頭所感 松橋正一

中国からの日本旅行への関税率の引き上げ、中国人の日本旅行への目的が商品購入から体験型にシフトし、越境ECはだいぶ落ち着いた感があります。中国向け越境ECが2015年、2016年とあれだけ騒がれたにも関わらず、中国向け越境ECで成功している日本企業は少ないものと思います。

①中国ではGoogle検索ができない。
②中国ではクレジットカードが普及していない。
③日本から中国国内への配送に時間がかかる。

など中国の事情が障壁として立ちはだかっているものと思います。広大なEC市場に魅力を感じているEC事業者も多いと思いますが、「中国向け越境ECには手を出さない」スタンスは今後も変わりません。

2018年は、IDとパスワードだけで、決済が行える仕組み「ID決済」が自社ドメインサイトに導入普及しました。その代表的なものは、Amazon Pay と楽天ペイです。

実店舗とECサイトの境界を無くし、ユーザーは実店舗でも、スマートフォンでも、電話・FAXでも買い物ができる仕組みのオムニチャネルは、全てのデータベースを統合することで利便性が向上し、リピーターが増え、長期的に利益を上げることができます。

PCで質の高いコンテンツを作り、PPC広告で集客、メルマガでユーザーとの繋がりを保つ時代は遠のき、2019年は、「クラウドEC」の利用率が高まり、そして「ID決済」が主流となり、実店舗とECサイトをモバイルデバイスで簡単に構築する。SMS(携帯電話メディアのショートメール)でユーザーとやりとりし、受注から配送までPCに触れることなく受注配送処理が完結する年となると思います。ユーザーの「PCからモバイル」は当たり前になりましたが、EC事業者も「PCからモバイル」の時代に突入です。

ECショップのコンサルも当然スタイルが変わります。ECショップのコンサルは、一度のサービス提供で完結するビジネスではなく、先を読めるよう常に新たな情報を収集しながらECショップの上書きサポートビジネスを行っていかなければなりません。

業務以外も毎年恒例の年中行事、これらの年中行事を欠かすことなくやり遂げることが重要と思っています。年中行事をやり遂げることが「健康、体力、経済」のバロメータであり、2019年頭所感での目標も「毎年恒例の年中行事を全てやり遂げる」です。

JECCICA客員講師

JECCICA特別講師 松橋 正一

EC得意分野/モールEC構築、amazon出品支援
楽天、ヤフー、amazon、自社サイトなどECサイトの運営経験を基に、数々のショップを構築サポート。大規模ECサイトの効率的な構築、データ処理システム構築を得意とする。


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