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ネットショップの教科書86 集客の期待出来る 「メルマガ、やめますか?」

デジタル画像や動画などで興味あることがらを共有できるSNSで作るコミュニティに対して、テキストで配信するメールマガジン(メルマガ)は、デジタル通信でありながら「アナログ的な印象」を受けます。

今では日常で普通に使われる「EC」という表現、ECとは周知のとおり electronic commerce(エレクトロニックコマース=電子商取引)の略で、日本では1999年ごろから急速に成長してきたネット通販ですが、当時は、

・プレゼント企画
・オークション
・共同購入
・セール

などで必死にメールアドレスを集め、メルマガ配信により集客、売上につなげる努力をしたものでした。当然メルマガを配信しても、その配信頻度、ボリューム、内容によりその効果はまちまちでした。

「今はメルマガでは売れない!」
「配信しても開封してくれない!」
「PCからスマホへと受信デバイスが替わった。」

などと、メルマガを販売プロモーションの告知、集客の手段として使っていないECショップもいる反面、ECが普及したころから、メルマガを配信し続け小規模事業所ながらも年商数十億円の売上規模に達しているところもあります。

今般、メルマガ配信で成功している多くは、以前評価の高かった「読ませるメルマガ」ではなく、週一回程度、全カテゴリーに導くアイコンの並ぶランディングページへ案内するもので、タイトル、コンテンツ(内容)、リンクURL共にひとつ、多くてふたつです。

リアルのスーパーマーケットに例えると、毎回同じセールチラシを用意し、「今が旬!トゲクリ蟹(メス)5ハイ 送料無料!」5,000円とひとつのテーマに絞りこんだものをポストに投函するようなものです。

楽天市場で多くの出店者が、メールアドレスを集めメルマガで売っていた当時のメルマガの書き方についてご紹介します。「今は、通用しないよ!」とおっしゃる方もおられることと思いますが、何かのお役に立つやも知れません。

2000年春、楽天大学が出来、様々なテーマでセミナーが開催されました。メルマガ講座(R-Mail 書き方講座)もそのひとつで人気の講座でした。楽天大学より指名された客員講師をメールマスターとして、実際のEC取り扱いしていない商品の販売をするという「お題」をいただきお手本を書き上げるものでした。

お題とお手本をご紹介する前に、メルマガの基本的構成について、ご説明いたします。

メルマガは、〔件名〕〔本文〕
Eメール同様、〔件名〕はタイトル、開封するか?どうか?左右する重要な要素です。

〔本文〕は、
〔ヘッダー〕〔導入〕〔目次〕〔内容〕〔フッター〕
で構成され、〔ヘッダー〕は、装飾文字などで見やすく店の名前など記憶に残るように書くのが望ましいです。〔導入〕は読みたくなるようなトレンドなどを書き込みます。〔目次〕は、読者に興味深い・必用な情報かを選別してもらいます。〔フッター〕には、メルマガ発行組織名または個人名、配信停止URLなど、メルマガの信頼度を維持する最低限のことを記載します。

メルマガで売っていた時代のメルマガは、どちらかというと「読ませるメルマガ」だったような気がします。楽天大学にてメルマガ講座(R-Mail 書き方講座)、メールマスターがいただいたお題は、以下のふたつです。ECの本業はスクーバ機材

メールマスターへのお題
〔1〕期間限定十勝産メークインLサイズ5トン
〔2〕数量限定象牙夫婦印鑑2本セット販売(認証ページ)

メールマスター〔松橋〕のお手本メルマガ

JECCICA客員講師

JECCICA特別講師 松橋 正一

EC得意分野/モールEC構築、amazon出品支援
楽天、ヤフー、amazon、自社サイトなどECサイトの運営経験を基に、数々のショップを構築サポート。大規模ECサイトの効率的な構築、データ処理システム構築を得意とする。


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