Eコマースは、人を幸せにできる世界最高のツール!
みなさまはじめまして。恩蔵 優(おんぞう まさる)と申します。知人を介して今回JECCICAさんでコラムを書かせていただくというご縁をいただきました。簡単に自己紹介させてください。
現在は株式会社Maddlerというスタートアップを共同創業及び海外子会社を設立し、世界から日本へ・日本から世界へというメッセージと共に日本人や世界の人がまだ見たことがないワクワクするモノとコトを提供するECと国際物流を中心としたプラットフォーム事業を展開しています。
「自分達の力で世界を広げより良く変化させる」
「あったらいいなを創り続ける」
社会人になってからそう思い続け、もっと日本と世界が近くなってモノとコトでヒトが繋がる。そんな素敵な世界を創りたくて、それが出来ると信じて現在は起業という形で邁進しています。
1人じゃたいしたことは出来ないけれど夢を共有した仲間とならそれが叶うかもしれない。自分達で創ったサービスが世の中の人に利用されて喜んでくれる人がいる。そういう仕事が楽しくて仕方がありません。
そう思っていたところに先日、知人からJECCICAさんの存在を知り驚きました。
EC界に17年もいるのに僕はJECCICAさんの事を知りませんでした。H.Pを隈なく見て、その後代表理事の川連さんとお話をさせていただく機会を得て、こんなにも プロフェッショナルが集まり日本のECを応援し支援している団体があるのか、、 と正直感銘を受けました。
EC事業はそれぞれの企業帯で頑張ってるイメージが強いのですが、それを包括的に大きな組織としてECの発展のために存在しているJECCICAさんに何かしらでJoinしたいと率直に思い今回のコラムを書かせていただくことになりました。
とはいえ何を書くか。
高校時代からファッションの世界に勤め、24歳で飲食店で初の独立をし、予想を裏切らず大きくやらかし大阪御堂筋で1時間土下座をした後お金がなくなってハワイに渡り、その後インターネットというものをを知り、大企業・ベンチャー複数に 携わってきて、レモンサワーとゴルフが好きな僕に何が書けるか。
インターネット
2005年に知人の紹介でITの世界に入りました。まだiPhoneが登場する前です。それまでPCもほとんど使ったことがなくインターネットの知識はまるでありませんでした。他の国の出来事くらいに。ハワイ時代にインターネットの知識があったらもっと上手く早く事業が出来たのに、と振り返ると思います。
ただこのハワイで貿易を知りました。人を通じて日本の商社からハワイ限定品の輸出の手助けのオファーがきました。並行輸入ど真ん中の手法ですがなるほどと思いました。欲しい人に欲しいモノを届けるのが貿易のきっかけなのだと。
ITベンチャー企業に入り、インターネットそしてECを知り爆発的な可能性に魅入りました。一つの場所で数百万人にリーチ出来るEコマース。お店のカタチやお客様の導線をすぐに変えることが出来る。実店舗では絶対に不可能です。
この特性を活かし、世界を代表するとあるイタリアのラグジュアリーブランドとオリジナル商品を制作し販売したのですが、たった1週間で2万個、その後卸業へも発展し累計で12万個も販売する事になりました。街中で僕達が作った商品を度々目にする。これってとてもとても嬉しいことです。15年近く経った今でもたまに話題に上がりますがこの時のドキドキと売れていくワクワクはその場にいる皆をハッピーにします。
この経験が活きてその後のコマース人生になっていくのですが、 私は、Eコマースは物を買う場所ではなく出会いの場所だと思っています。例えば服を買って、すてきな自分に出会ってテンションが上がるとか、自分では予想できなかったモノがふと見つかって心が躍るとか、そういう宝探しみたいな体験や、出会いを提供できるものがEコマースだと思います。
私は実店舗出身です。店舗に行くワクワク感は今も好きですし、直接モノを見れて人と話せる良さはすごく知ってます。反対にインターネットはボーダレスだから国も関係ないし、店舗が近くにない人や、理由があってお店に行けない人でも利用できる。
店舗も凄いがネットも凄い。Eコマースは、出会う接点を広げ、人を幸せにできる世界最高のツールです。
JECCICA客員講師 恩蔵 優(おんぞう まさる)
1976年生まれ、神奈川県出身、日本大学法学部卒業。起業やIPOを複数経験し、スタートアップから大企業まで第一線で戦い抜いてきながら小規模ながら個人投資家としての側面も持ち合わせる。