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2025年には国内市場は1,000億円規模か!世界で急拡大するCBD市場

カンナビジオール (CBD) の世界市場規模ですが、2025年までに53億米ドル(約6,800億円)規模まで拡大すると予想されています。

FDAが安心安全を発表してから世界各地でグリーンラッシュが広まり、一般層が利用する時代に突入しました。日本でも難治性てんかん治療薬「エピディオレックス」で届け出があった治験計画を厚生労働省が認めるなど、違法な薬物という印象であった大麻が医療品として役立つ時代になっていることが分かります。

カンナビジオール (CBD) を日本人が愛用するのかと懐疑的な見方をする方もおりますが、海外の上場企業が日本市場でも展開、日本国内に流通している商品はすでに500商品を超えていて、あらゆる悩みに効果があると期待されて利用する方々が増えています。実際に原料系や商品開発の展示会ではCBD原料が大人気でブースは常に拡大、乳酸菌やコエンザイムQ10を超える人気の原料となっています。

消費者がCBDをなぜ利用するのかについて色々なアンケート情報から抜粋してみますと、

・睡眠の悩み改善の効果に期待
・リラックス効果に期待
・偏頭痛、関節痛改善の効果に期待

などといった声が多く、CBDを一定量摂取することで、体感を得ることができ、実際に過半数の方々が睡眠改善に寄与したと回答しています。事業者がCBD産業に参入する理由も、何らかの情報でCBDを摂取して自ら体感、実感したことから、自ら新規ビジネスとして立ち上げるという流れが多いようです。実際にCBDをECで販売したいという沢山の事業者からサイト立ち上げのご相談を受けます。

大きなブランドではECでの販売実績が年間10億円突破の状況とのこと。どれだけの規模があるのか、どのブランドも非公開ではありますが、間違いなく愛用者が増え、事業者の売上も同時に伸びていることが推測されます。また、業界のデータから見るとCBDは継続率が高く、(大成功している大手サプリは例外として)通常のサプリなどの継続率と比較すると、商品を納得して利用している消費者が圧倒的に多いことがうかがえます。

それだけ反響はあるものの、国や媒体などの規制はそれぞれ厳しく、CBD自体がNGの国もあれば、広告を出稿する際に審査が通らないといった課題もあります。また、無料で構築できるサービスを利用してECを運営していた事業者がアカウントを凍結されたり、ECサイトの決済審査が通らないなどという厳しい現状もあります。

ただそれらのケースの主な理由は、CBDを扱っていること自体ではなく、薬機(薬事)法を無視してECに掲載を行っている、違法成分のTHCが含まれていない証明が無い(掲載されていない)など、最低限の条件をクリアしていないことが多いようです。

決済審査をする際には各決済会社ごとの規定があり、必要書類は異なりますが膨大な資料を求められることがあります。しかし、EC運営で決済は必要不可欠なので、必要書類を全て揃えて提出、その後正式に審査を行っていただく必要があります。ECのクレジット決済、後払い決済、代引き決済などに必要な書類一式は以下です。(※各会社、決済種別により異なります。)

・食品等輸入届出済証の届け出
・原材料及び製造工程説明書
・成分分析表
・販売商品にTHC成分が含まれていないことが明確に判断できる書面
(販売される商品名が、上記資料の商品名との一致が確認できること)

最低限の資料が揃っていることが前提条件ではありますが、私どもで決済申請に必要な情報を揃えるお手伝いも行っています。専門業者、機関、弁護士など、あらゆるネットワークを利用して、エビデンスをもとに必要資料を揃えて提出するという工程を踏みます。

確実に決済審査が通るという保証はありませんが、問題がないと判断されれば審査は通過、決済のアカウントを発行いただくことが可能です。

そのような参入障壁や企業ポリシーなどもありますので参入されていない企業も沢山いますが、CBD産業に参入される事業者数は間違いなく年々劇的に増えていくことでしょう。

JECCICA客員講師

JECCICA客員講師 和田 聖翔

株式会社FID 代表取締役
1984年富山県生まれ。2011年株式会社FIDを設立。2013年ショッピングカートASPサービス「侍カート」の提供開始。2016年フルフィルメントサービスを開始。EC事業者の総合支援企業として活動中。


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