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AI導入のために必要な準備と注意点


※株式会社ブレーン『社長、その仕事、AIに任せなさい!』からの引用

導入ステップと優先順位のつけ方
AI導入は、いきなり全社的に広げるのではなく、「スモールスタート → 効果検証 → 拡大」という段階的アプローチが効果的です。
導入ステップの例:
1.目的の明確化:「何の業務をラクにしたいのか」を明らかにする
2.ツール選定:無料で触れるものからスタート
3.1部署・1業務から実験導入:例:営業メール作成、議事録整形など
4.簡易マニュアルの作成と社内共有
5.月1回の使用状況レビュー:効果や課題を確認

このようなステップを踏むことで、混乱を避けながら導入できます。

情報漏洩を防ぐ社内ルールの整備
生成AIの多くはクラウド型で提供されており、入力した情報が外部サーバーに送信されるという特性があります。そのため、情報管理のルール整備は導入初期に欠かせない作業です。

■なぜルールが必要か?
・社員が無意識に顧客名や金額情報を入力する恐れがある
・AI出力結果をそのまま顧客に送ってしまう危険がある
・「責任の所在」が曖昧になりやすい(誰が確認したのか不明)

最低限必要なルール例:
1.個人情報・機密情報は絶対に入力しない
2.AIで作成した文書には必ず「確認者」がチェックを入れる
3.用途ごとに推奨プロンプト集を作成し、共有する
4.ログ取得・活用履歴の記録を習慣化する(GoogleフォームやNotion活用)

初期導入時におすすめの運用スタイル:
・「AI活用ガイドブック(社内用)」をA4 2枚程度で用意
・社内掲示板・チャットに「毎週1つの活用例」を投稿
・月1回の「AIチェック会議」で全社的な使用状況を確認

このように、ルールをシンプルにしつつも、社員の不安を取り除く工夫が導入成功のカギになります。

AIに任せてよいこと/ダメなこと
生成AIは非常に優れたアウトプット能力を持っていますが、すべての業務において“万能”というわけではありません。AIを効果的に活用するためには、「どこまで任せるのか」「人が最終判断すべきことは何か」を明確にしておく必要があります。
■任せてよいこと(例)
・社内通知文・業務連絡のたたき台作成
・営業メールや広報資料の文案作成(要チェック)
・マニュアル・FAQの構成草案や表現の言い換え
・ブログやSNS投稿の構想・キャッチコピー案
・社員研修や説明資料の構成案作り

■任せてはいけないこと(例)
・契約書や約款など、法的責任の伴う文書の作成
・顧客名・個人情報・機密情報の入力や出力
・医療・法務・労務など、判断ミスが重大影響を与える分野の判断
・公式な企業コメント・声明文の作成(補助には使用可)

AI活用を定着させるための教育と社内文化の形成
AIの導入で最も重要なのは「使い続けられる仕組みを作ること」です。一時的なブームで終わらせないためには、社員の“理解”と“実感”が欠かせません。

■社員教育の進め方
1.まずは触らせてみる(3分AI体験):
ChatGPTで「今日の昼ごはんを考えて」と入力させる程度から始める
2.部門ごとに1テーマ導入:
総務→議事録、営業→提案文、経理→案内文、など
3.プロンプト例を配布する:
「この言い方で質問すればOK」という例文カードを用意
4.「AIに頼っていい」空気づくり:
「上司も使っている」ことが一番の安心材料になる

■社内文化として根付かせる工夫
・月1回の「AI活用共有会」を実施:成功事例を発表
・社内チャットに「今日のAI活用メモ」投稿ルームを開設
・活用事例を「業務改善提案」として評価制度に組み込む

■ベテラン社員の巻き込み方
・最初は「代筆」や「要約」など負担を減らす業務から始める
・若手とペアで「AI実験チーム」をつくる
・出力結果のチェック係として“経験知”を活かす

導入初期に起きやすいトラブルとその対処法
AI導入を進めると、どうしても「うまくいかないケース」「混乱を招く事例」が出てきます。以下は中小企業でよくある導入初期のトラブルと、その対処のヒントです。

■よくあるトラブル例と解決策

トラブル内容 原因 解決策
社員が使いたがらない AIに対する不安や誤解 体験会・上司のデモンストレーション・使用例共有
間違った出力をそのまま
使ってしまった
チェック体制が整っていない 「人が必ず確認する」運用
ルールの徹底
どの業務で使えばよいかわからない 導入目的が明確でない 部門別おすすめプロンプト集
を配布
効果が実感できない 使用ログや事例が共有されていない 活用履歴を可視化(AI活用
ノート・Slack共有)
特定社員にだけ負荷が集中している 担当が偏っている 「兼任チーム制」やローテーションの導入

■小さな失敗を責めない雰囲気づくり
AI活用は“試行錯誤”が前提です。特に初期段階では「失敗した」「変な出力だった」といった体験が社内に出てきますが、これをネガティブに捉えず、「次につなげる材料」として共有する雰囲気が重要です。

・NG事例集を社内で共有する(例:「このプロンプトではうまくいかなかった」など)
・“うまくいかなかった話”を共有する会議を設ける
・「使わないことこそ失敗」という意識づけ

JECCICA客員講師

JECCICA特別講師 小宮山 真吾

EC得意分野/経営革新からIT戦略的活用
全国1位、全国高評価講師・講習全国商工会連合会「経営革新塾」あなたの売るを劇的に変える独自の実践型コーチングを取り入れクライアント問題解決から高い評価と実績。

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