【勝手にECサイト分析】104 農業法人深作農園有限会社「LE・FUKASAKU」/農家ならではのこだわり素材の商品を
農林水産省に6次産業化法総合事業計画といわれるものがある。農林水産物、バイオマス、自然エネルギー、風景・伝統文化など、有形無形のさまざまな豊富な資源「地域資源」を有効に活用し、1次産業従事者である農林漁業者がこれまでの生産者としてだけではなく、加工(2次産業)そして流通や販売(3次産業)の全てを自分たちで取り組む多角化事業を進めている。
こうすることで、地域雇用と所得を確保し、若者や子どもも集落に定住できる社会の構築を目指している。
その6次産業化法総合化事業計画の農林水産省認定を得ることにより、補助金をはじめ、さまざまな支援が受けられるようになる。
今回紹介するサイトは、「LE・FUKASAKU(ル・フカサク)」だ。農業法人としてまさに農業資源を有効に活用し、生産者としてだけでなく加工、流通、販売の全てを自分たちで取り組み、地域雇用と集落に安住できる社会構築を目指し、6次産業化法総合事業計画の農林水産省認定を得て、15年に農園内に洋菓子販売とカフェを併設してオープンした。
農園がある茨城県鉾田市は、平成18年農林水産省生産農業所得統計の野菜部門でも全国1位の市町村だが、作物について一番詳しいはずの農家が運営しているレストランがなかった。
そういった背景もあり、EMエコアドバイザー(有機微生物群「EM」を活用した環境浄化などの指導者)、いちご博士、ジュニア野菜ソムリエなど数々の称号を持つ「農家だからこそお客さまに提供できるものがある」との思いから、この農家カフェのオープンを目指したという。
(続きは、「日本ネット経済新聞」11月3日号で)
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