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旅とインターネット

iPhoneが日本で発売されたのが2008年、わずか17年ほど前だというのが驚きです。
当時はまだPC向けのインターネットサービスが主流で、スマホに最適化されたWebサービスは黎明期でした。通信回線もまだ3Gでしたし、パケット使用料が今ほど安くなかったのであまり使うと早々に「パケ死」したものです。
LINEがサービス開始をしたのが2011年、より高速な通信環境4Gが始まるのが2012年。4Gになったことでやっと動画や音声をスマホで気軽に扱えるようになりました。

日本で初めてWeb予約ができるようになった航空会社は??実はANAで1996年には日本で初めてWeb予約ができるようになったとのこと。1996年ですとネットへの接続はまだモデム経由がほとんどで、通信スピードって28Kbps程度ですからね。予約はWebからできたけれど、画面をプリントアウトしてカウンターに持って行くという感じでした。

今やスマホで世界中の航空会社の予約を入れ、ホテルを探して口コミ見て予約して、航空会社のカウンターに並ぶこと無くアプリでチェックインして、アメリカだと入国審査もアプリでほぼ済むし、空港出ればUber呼んで、TripAdviserとGooleの評価を見比べながらレストラン探して・・・。とまぁ良い時代になりましたね。

で私は10月に2週間ほどペルーに行ってきました。
羽田→NY→マイアミ→リマ(ペルー)→クスコ→オリヤンタイタンボ→マチュピチュ村→マチュピチュ遺跡

マチュピチュ遺跡にたどり着くまで乗り物に乗っているだけで26時間ほど。トランジット時間を入れるとほぼ2日かかりました。

リマはペルーの首都なのでネット回線は概ね4Gで繋がりますが、割と高い頻度で3Gに落ちます。インカ帝国の首都だったクスコでは街の中心部は4Gですが少し離れると3G、もしくは入らない・・。ホテルWiFiも3-5Mbpsといらつくレベルになります。マチュピチュに行くとホテルはだいたいどこもCATVのケーブルインターネットかADSLのようで、遅い時間だと1Mbps以下になったりします。

日本にいると5Gが当たり前、4Gだと「おそっ!」、カフェやホテル、自宅では50ー100Mbpsに慣れている身にはとても辛く、時代が20年くらい戻った感じは、ある意味懐かしくも感じました。旅のサービスがほとんどネットに依存していることを強く実感できるという貴重な体験ができました。

余談1:インカ帝国の首都クスコは標高3600mと富士山山頂と同じくらいの高さです。よって高山病になる危険があります。私はなりました。5段ほどの階段が息切れして登れません。血中酸素濃度は80%まで落ちました。街中ではどこでも携帯酸素ボンベが買えます。ネットも酸素も薄いのです。

余談2:ペルー料理は旨い!最近世界のグルメ界で注目を浴びているペルー料理ですが、実際にとてもおいしかったです。ペルーには120年前から移民した日系人が10万人ほど暮らしいており、「日系ペルー料理」というジャンルも確立されているようです。ペルー料理は意外と日本人の口に合うと思います。

余談3:クスコで会った日本人バックパッカーに私が1994年(そう、スマホもネットも無い時代)にバックパッカーとして世界一周したと話すと「スマホもネットも無い??そんな時代に旅をしていた人は無条件にリスペクトします」と言われました。エッヘン!

JECCICA客員講師

JECCICA客員講師 斎藤 賢治

(株)クオカプランニング取締役会長
2001年お菓子パンの材料道具販売「cuoca」を立ち上げ、EC・リアル店舗・卸販売・レッスンスタジオとオムニチャネルを実践し最大32億円まで成長させる。食品の商品開発からプロモーションなどを得意とする。


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