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楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2022を振り返って

毎年発表される「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2022」の授賞式が1月26日(木)に行われました。今回からは、通常3ショップが選ばれるジャンル賞にて、4ショップ選出されるジャンルが7つもあり、「動画賞」が「ショッピングチャンネル賞」、「ベスト店長賞」が「ベスト投票賞」と名称が変更され、2020年と2021年に選ばれていた「15年連続賞」はなくなり、昨年の169賞から174賞と増える結果になりました。

「米・雑穀」、「肉・野菜・フルーツ」、「キッチン用品・食器・調理器具」、「花」、「コスメ・香水」、「スマートフォン・タブレット・周辺機器」、「スーパーDEAL賞」、「NATIONS賞」は、大賞を除くジャンル賞、「日本酒・焼酎」、「パソコン・周辺機器」は、全てが初受賞であり、2019年並に増加した結果となりました。

2022 2021 2020 2019
受賞ショップ数 174 169 169 173
初受賞ショップ数 55 35 28 60

総合賞は、2021年から「アルペン楽天市場店」と「サンドラッグe-shop」、「サプリ専門SHOP シードコムス」が1位〜3位へと躍進し、「澤井珈琲Beans&Leaf」も10位から6位と順位が上がるものの、その他6つは、新たなショップが受賞するという結果でしたので、毎年昨年以上に売上を伸ばし、受賞しつづける難しさも感じられました。

 2022年  2021年
1位  アルペン楽天市場店  Joshin web 家電とPCの大型専門店
2位  サンドラッグe-shop  アルペン楽天市場店
3位  サプリ専門SHOP シードコムス  XPRICE楽天市場店
4位  SuperSportsXEBIO楽天市場支店  タマチャンショップ
5位  イーベストPC・家電館  越前かに職人甲羅組(DENSHOKU)
6位  澤井珈琲Beans&Leaf  サプリ専門SHOP シードコムス
7位  暮らし健康ネット館  くらしのeショップ
8位  イーザッカマニアストアーズ  タンスのゲン Design the Future
9位  姫路流通センター  サンドラッグe-shop
10位  野球用品ベースボールタウン  澤井珈琲Beans&Leaf

コロナ禍の影響で値上げや特需の反動の影響を大きく受けたショップもあり、2年連続のジャンル大賞を受賞されるショップに贈られる「ダブルイヤー賞」の数も2021年より減少。自社ECサイトの売上が高いショップなどは、モールでの成長が伸び悩んだように見られます。

2022 2021 2020 2019
W受賞ショップ数 14 20 16 15

企業別では、「ゼビオコミュニケーションネットワークス株式会社」が、「SuperSportsXEBIO楽天市場支店」で総合4位だけではなく、「スポーツ」のジャンル大賞とラ・クーポン賞と3つを受賞し、「Victoria L-Breath楽天市場支店」で「アウトドア・レジャー」のジャンル大賞、「Victoria Golf 楽天市場支店」で「ゴルフ」のジャンル賞と合計5つとと最多の受賞数に。アイリスオーヤマグループの「e-net shop株式会社」は、2021年は、7つの異なるジャンルのショップで7賞を受賞していましたが、2022年は「暮らし健康ネット館」が総合7位とジャンル賞、「Pet館~ペット館~」がジャンル大賞、「家具インテリア館」が初のジャンル賞受賞と、4賞と減少するもののショップ単位で成長する結果に。

3年連続受賞している「LIFEDRINKオンラインストア」のように10商品以下でも売上を伸ばしているように、スマートフォン経由での売上が伸びる中、同じ商材を複数ショップで販売するメリットも低下し、以下に1つのショップで同じ商品ページで販売し続け、商品レビューを増やしつづけるかもモールでの販売のポイントと言えるでしょう。

2021年に出店したショップでは、新人賞3ショップ以外に、「祖の食庵」が「惣菜・食材」、「FELICITY Beer&Water」が「ビール・洋酒」のジャンル賞、「Airdog 楽天市場店」が「スーパーDEAL賞」を受賞するなど、たった1年で大きく成長して受賞されるという結果からも、まだまだ他のショップにもチャンスがあるようです。

受賞ジャンル ショップ名
惣菜・食材 ジャンル賞 祖の食庵
ビール・洋酒 ジャンル賞 FELICITY Beer&Water
スーパーDEAL賞 スーパーDEAL賞 Airdog 楽天市場店
新人賞 新人賞 帽子屋 Loo&c
新人賞 新人賞 デンキチWeb 楽天市場店
新人賞 新人賞 EcoFlow公式楽天市場店

都道府県別には、東京都、大阪府、愛知県が多いのは変わらず、2019年と2020年は、32都道府県でしたが、2021年の33都道府県、2022年は36都道府県と少しずつ増加。今年は、昨年の新人賞「ohora 公式 楽天市場店」に続き、「VTcosmetic楽天市場店」の韓国からの受賞も続きました。

2022 2021 2020 2019
都道府県 36 33 32 32
海外 1 1 0 0

「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞するには、売上の伸びだけではなく、お客様の評価やガイドラインに沿った運営など、様々な項目で選ばれますので、必ずしも売上1位のショップが受賞できるわけではありません。
昨今のAmazonやYahoo!ショッピングとの競争が激化する中、楽天ショップだけの売上を伸ばす=利益最大化とはなりませんが、弊社が運営する「ECマスターズクラブ」の会員様も今年は、14の賞を受賞されましたので、来年もより多くの会員様が受賞できるよう、今年の「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」の受賞店舗の活躍には、今後も注目していきたいと思います。受賞された皆様、おめでとうございました。

JECCICA客員講師

JECCICA特別講師 清水 将平

EC得意分野/楽天などモール出店ショップ支援
日本ECサービス株式会社 代表取締役社長 ECマーケター。元楽天ECコンサルタントとして数千店舗を担当。独立後、月商数千万円規模のショップをメインに会員制サービス「ECマスターズ」を運営。


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