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【勝手にECサイト分析】「Beliem GIFT」/「モノ」だけでなく「コト」を取りそろえる

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駅弁の二大スターといえば「高崎のだるま弁当」と「横川の釜飯」。
「横川の釜飯」の正式名称は「峠の釜めし」で、長野新幹線開業にあたって、横川駅が使われなくなり、釜飯の存続が危ぶまれた時期があったが、振り返ってみると「本当に危ぶまれた時期などあったのだろうか?」と思うほどの隆盛ぶりだ。
今でも新幹線の車内販売、高速のSA、国道のドライブインなど、至る所で「峠の釜めし」を見ることができる。

荻野屋(本社群馬県)が提供している「峠の釜めし」はモノとしての弁当でなく「旅情」という味わいが体験できる「コト」であることから、その繁栄が続いているものと感じる。

ネットショップにおいても自社の扱う商品を、単なる「モノ」として考えている限り、価格競争に陥り、競合他社の中に埋没してしまう。売るべき商品は「モノ」ではなく付加価値としての「コト」だということが大事だと考えている。

今回の「勝手にECサイト分析」で紹介するネットショップは、各種ギフトを取り扱う「Beliem GIFT(ビリームギフト)」(運営Beliem)だ。
取り扱い商品は、友人・恋人への誕生日プレゼントや記念日の贈り物などに使われる一般的な食品、花、アクセサリーなどの「モノ」ばかりではなく、体験ギフトとして、陶芸、乗馬、ホテルスパ、ヘリコプタークルージング、人力車、リムジン乗車などの「コト」が取りそろえられている。

一般的に他店で販売されている肉、海鮮、スイーツ、お酒、家電などの品そろえでさえも、そのカテゴライズは、結婚式二次会の景品やゴルフコンペの景品、イベント・社内表彰の景品など、独自のパッケージングとして提供している。

さらに、その選び方も商品ジャンル別はもちろんのこと、予算別、シーン別、内容点数別、贈る相手別などさまざまな観点からのカテゴライズで商品にたどり着ける導線設定は、消費者にとって優しい心遣いと感じる。

その日の一定時刻内であれば、当日発送のサービスなどユーザビリティーの向上にも前向きに努めている姿勢は、商品力だけがコンバージョン力だけではないと察知していて、とても素晴らしいと思う。

※記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

 

 

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