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2019年 年頭所感 河野貴伸

皆さま、明けましておめでとうございます。
2018年は平成最後の年となり、2020年にはいよいよオリンピックの開催が迫る中で、2019年は日本にとって、またEC業界にとっても大きな節目となるのではないかと感じております。

平成の30年は、個人的にはコンピューターやインターネットが人々の生活に大きく溶け込んでいき、それが当たり前になった期間であっと考えています。
そして、異論はあろうかと思いますが、その中でもっとも深く、そしてドラスティックに人々の生活を変えたものが「Eコマース」であったと私は強く感じでいます。

「Eコマース」によって人々は本当の意味で「距離」や「国境」から解放され、欲しいものがどこでもすぐ手に入る環境が「当たり前」になったことは革命とも言えるでしょう。多くの企業、ブランドがお客様とダイレクトに繋がり、商売ができるようになったことは画期的でした。しかし一方でそれらの恩恵は「先行者と言える存在」が採算度外視で大きな投資を行ってきたからこそ、実現したとも言えます。
そのような「先行者」が市場を握り、個別のEコマースはコモディティ化し、ネットで「買う」ことが当たり前となった今、黙っていても売れるような事は最早ありえず、常に新しい打ち手を考え続け、実行し続けなければ、伸び代はどんどん失われていきます。もちろん今までも、徐々にその傾向はありました。
しかし今年2019年から2020年は、日本という国そのものにおいても、世界の中でどのような存在であるべきかを問われるタイミングであり、その中で日本のEコマースも、今後世界に対してどうあるべきかが問われるのではないかと感じています。
真の意味で、距離や国境を超え、世界中の人々に商品を販売する「EC」は、ただ物を売る自動販売機ではなく、ヒトとコトを、言語や文化を超えてどのようにコミュニケーションしていくのかを真剣に考える必要がある。そんなことが始まる年が今年、2019年だと私は思います。
向けて、今年は自分たちの「EC」を未来に向けて見つめ直す。日々の企画や運用で大変だとは思いますが、一緒に未来に考えを巡らせていきましょう!

JECCICA客員講師

JECCICA客員講師 河野 貴伸

株式会社フラクタ 代表取締役
EC-CUBEエバンジェリスト
Eコマースに関わる人材育成とブランディングに重点を置き、業界の発展とEC-CUBEの普及、デジタルイノベーションの推進支援をメインに全国でセミナー及び執筆活動中。


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