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「メタバース事業化の注目ワード『BMI』とは」


先日10/10に発売となったばかりの Meta社のmeta Quest3。

ポイントは、従来20万円以上していたMRゴーグルが、10万円以下で入手できるという点です。

MR(Mixed Reality 複合現実機能)とは、スターウォーズに出てくるテーブル上の「怪獣チェス」のように、現実の空間に仮想アイテムが映し出され操作できる仕組みです。


meta社が公開している、MRで離れたユーザとチェスを楽しむシーン。

このMR技術、もともとは「Microsoft HoloLens」で実現され医療や産業界などで革命をおこすのではないかと注目されましたが、数十万円以上するデバイスコストは導入現場にはハードルだったようです。

遠隔での研修や教育などで注目が集まるMRゴーグル(NISSANの例)
https://www2.nissan.co.jp/SP/90TH/

しかし一方では「メタバース事業化、失敗が9割」といった報道がされるなどややオワコン感も漂うメタバース界隈。そんな矢先、IEEE Japanと早稲田大学の協賛で先日開催された「ブロックチェーン&メタバースフォーラム」で、JASEC 一般社団法人 日本イーコマース学会 の理事長 西村教授が、メタバース事業化の突破口となるポイントをいくつかご紹介されていて、個人的には「メタバース+BMI」にたいへん興味を持ちました。

たとえば、BMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)のひとつに、ボディシェアリング という技術があります。これはコンピューターから神経に直接刺激をあたえることで、知覚・触覚・運動機能やミュージシャンの演奏スキルなどを「伝送」してユーザがそれを再現することができる技術で、琉球大学の玉城絵美教授が第一人者として有名です。

具体的には、長期入院されているお子様に、農作物の収穫体験を触感を伴って農園体験してもらうなどです。


ボディシェアリングによる農園体験

さらに、現在注目を浴びている広い意味でのBMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)とは脳にインプラントを埋め込んで、猿にヒトのスキルをインストールしてビデオゲームでハイスコアを取得させたり、運動機能を失っているヒトが念じることでロボットを操作することができる、などです。

ただし、果たして脳にインプラントを埋め込んだりそれでヒトを操作することが許されるのかどうか、という議論がありましたが、イーロンマスクが立ちあげた「ニューラリンク」社は2023年、米食品医薬品局に、ヒト脳インプラントを承認させることに成功しています。


BMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)をFDAが承認

西村教授は、このBMIのメタバース活用として「メタバース上で自分のコピーアバターをAI学習で生み出し、そのアバターにメタバース上でフランス語留学させ、得たスキルをBMIで自分の実脳にインストールする」というサンプルをご説明されていました。

しかもこれら夢のような世界は、既に西村教授の研究所で学生さんなどが取り組んでおり、その一部は実現可能となっているとのことでした。スゴイ!

具体的には、一般的にメタバース内のアバターは「ユーザ」がログアウトすると行動を停止しますが、西村教授の案としては、ログアウト状態のアバターをログイン状態だった行動履歴を元にAIで強化学習させることで、ログアウト時でもあたかも「もう一人の意志をもった自分」としてアバターを活動させることが可能になるとのこと。

さらにコピーアバターの行動履歴を、ChatGPTやMidJourneyなどの生成系AIと組み合わせれば、日記や4コママンガ、アニメ、映画などのコンテンツを生成し、ビジネス化することも可能となる、という案です。

つまり、メタバース単体ではなく、最近になって台頭してきたBMI、LLM、その他の技術を従来のメタバースと組み合わせることで、単なるゲームの世界だけでなく、能力拡張や新しいビジネスへ結びつける事ができることを知りました。

●ボディシェアリングによる自社サービスの体験型サービスの提供
●MRを活用したスタッフの研修体制のブラッシュアップ
●BMIによる自社サービス対象層の拡大
●メタバースで活用いただけるスキルセット
などは想像しやすいと思います。

「メタバース事業化、失敗が9割」→「メタバース事業化、成功は1割」と捉えて模索したいと思います!

もし技術力やご相談先にお困りの場合は、日本イーコマース学会ではこのような産学連携による事業開発のサポートもしておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

JECCICA客員講師

JECCICA客員講師 宮松 利博

得意分野/Eコマースの立ち上げ・販売拡大
1998年に公開したフリーウェアがヒット。その知見で開発した商品が大手ECコンテストで12部門受賞、3年で年商20億円に(現ライザップ)。上場と同時に保有株を売却し、ECコンサルティング会社を立ちあげ、業界No.1クライアントを多数抱える。日本イーコマース学会専務理事。
RIZAPグループ社創業時の商品開発とマーケティングを手がけ3年で年商20億円に成長、上場と同時に保有株を売却し、Webコンサルティング株式会社ISSUNを設立。日本イーコマース学会を立ち上げ、産官学連携にも取り組む。


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