【勝手にECサイト分析】95 有限会社小川製材所「小川製材所」/全国に発信するために運営し続ける
岐阜市のギフトセンターかさいが99年から運営しているECサイト「Oiwai―Giftland」は、多様化するギフト需要に対応するため商品の追加を積み重ねて、現在は約4万点の商品を取り扱っている。
05年にはすでに商品数が約2万点になっていたが、これだけの商品数を当時は葛西利昭社長が「たった1人で」扱っていた。ちなみに、まだCMS(コンテンツマネジメントシステム)という言葉が存在していなかった時代。04年にヤフー、05年に楽天に出店し、自社ドメインショップと合わせて3店舗体制となった。
2万点の商品と、これに付随するサイト制作から受注対応、そして出荷までを葛西社長1人でこなしていたのだ。当時のECサイトの平均値から見れば、業務効率的な面では驚異的なハイレベルといえる。
これだけの業務をこなすためには、当然ながらさまざまなソフトやサービスなどを「徹底的に使いこなす」必要があるが、特筆すべきは、まだ世間一般には知られていないツールを探し出し、これを購入し、そして独学で「使いこなす」レベルまで習得する姿勢と吸収力である。
(続きは、「日本ネット経済新聞」7月28日号で)
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。