JECCICA ジャパンEコマースコンサルタント協会

JECCICA ジャパンEコマースコンサルタント協会

最新セミナー・イベント情報
お申込みはこちら

たかが誤字脱字されど誤字脱字

ReachLocal Japan Services 山根 正史

yamane

皆様、こんにちは。Eコマースコンサルタントの山根です。

今回のコラムも私が日々の仕事の中で、独自に取り組んでいることを少しご紹介させていただきます。

題名のとおり、テーマとしては難しいことでもなく、特別なことでもないのですが、普段見落とされがちであり、誤字脱字があるままにて、数年間サイト運用がなされているというケースが散見されましたので、今回のコラムのテーマとさせて頂きました。

 

クライアント様のページを熟読していた際に偶然発見した誤字脱字の多さについて

私の担当させて頂いているクライアント様は、数人~数十名規模の企業が多く、ネットの専任の方はおらず、ご代表か従業員の方が通常業務の合間にてネット業務をご兼務されていることがほとんどです。

そのような背景がございますため、ネット担当の方が新しい記事を書いた際に、十二分に確認されたのちにアップするということが出来ていない現状があると感じております。

前回のコラムで書かせて頂きましたが「お客様との通話録音内容の把握」も含め、私はクライアント様のビジネス内容を把握することに比較的時間の多く使っておりますが、「クライアント様のページを熟読する」というのもそのひとつと捉えサイトの隅々まで読むようにしております。

このようにそもそもはビジネス内容の把握を目的に熟読しておったのですが、偶然にも「誤字脱字」の多さに気づいてしまい、最近では誤字脱字が無いかも意識して記事を読むようにしているという経緯になります。

今回のコラムでは、誤字脱字が読み手に与える影響の考察から、誤字脱字の種類、そしていかにして誤字脱字を回避するか?の手法を本コラムにてご紹介をさせて頂きます。

 

誤字脱字が読み手に与える影響の考察について

私の担当させて頂いているクライアント様の業種は多岐に渡りますが、「士業」(弁護士、税理士、行政書士、社会保険労務士)の先生のサイトや、高額な商品を取り扱っているECサイトの場合は特に念入りに誤字脱字をチェックしております。

なぜかと申しますと、記事への信頼度がお仕事の受託に直結する場合が多いためです。

例えば、弁護士の方が「交通事故による後遺障害等級の相談」に関するサイトを運営している場合、サイトの読み手は交通事故の被害者で後遺障害に困っている方であり、等級アップにより獲得できる金額に数百万円の違いが出ることがあるため、できる限り信頼のおける力のある先生に任せたいと思う方が多いと想定されます。

そのようなシビアな世界において、「誤字脱字が多いサイト」は読み手にどう映るか?は想像に難くない、というわけです。

弁護士としては大変優秀でも、そもそもの記事の内容において誤字脱字が多いと信憑性に傷がついてしまいます。

また誤字脱字があることにより「仕事を任せても大丈夫だろうか?」「うっかりミスが多い性格なのかな?」など不安になり、会社のサービスレベル、代表の品位を落とすことにもつながりかねません。

このように誤字脱字が読み手に与える影響はコンバージョン率という視点においても、大きいのでは?と考えております。

 

誤字脱字の種類について

経験上、誤字脱字の種類につきましては大別すると、下記の2つと考えております。

  1. 文字の記載ミス、変換ミス
  2. 数字の記載ミス

文字の記載ミスは、例えば「交通事故ととは」(正しくは「交通事故とは」)などであり、文字の変換ミスとは、例えば「加湿が5割ある」(正しくは「過失が5割ある」)などです。

いずれも少し見返せば防げるミスですが、見落とされてしまうというのが現実です。

特に、「想い伝えるために気持ちを込めていっきに書き上げた記事」は要注意です。

気持ちが高まっている分、冷静に見返しがされていないケースが散見されます。

また、数字の記載ミスは文字の記載ミスよりも間違いによる影響が致命的になりやすいため、より注意が必要です。

 

例えば、「500,000円」とするところを「「50,000円」と記載してしまっているなどです。

従いまして、数字のチェックを第一優先で行い、次いで文字のチェックをされることもお勧めしております。

 

誤字脱字の回避手法について

誤字脱字の回避方法をいくつかご紹介をさせて頂きます。

下記の3つがお勧めでございまして1番~3番の順序でチェック頂くことをお勧めしております。

  1. Office「Wordのオプションにて、文章校正を設定する。
  2. プリントアウトして確認する。
  3. 第三者に確認を依頼する。

ただし、冒頭で申し上げました通り、皆様お時間が無い方が多いため、時短として、下記のような方法をお勧めしております。

無料で使用できるサイトをいくつかご紹介させて頂きます。

  • 日本語文章校正をサポート(http://www.kiji-check.com/)
  • Enno「-「日本語のタイポ/変換ミス/誤字脱字エラーをチェック (http://enno.jp/)
  • プレスリリース校正ツール (https://www.value-press.com/proofreader/)

上記はすべてブラウザ上にて無料で使用できるサイトでございます。

 

その他

誤字脱字の話ではないのですが、テキストリンクの飛び先にて「ページがみつかりません」となっていることも、よく散見されます。

理由の大半が、リンク先の外部サイトのURLが変更になったためとなります。

外部サイトが要因となるため、コントロールすることはできませんので、これにつきましても定期的なチェックは必要であると考えております。

下記リンク切れを調べるための無料のツールもご紹介しておきます。

  • リンク切れチェックツール(http://deadlink.tv/index.php)
  • dead-link-checker.com(リンクチェッカー) (http://www.dead-link-checker.com/ja/)

 

 

JESSICA NEWS Vol.36 掲載

ReachLocal Japan Services 山根 正史

yamane

地域のビジネスを行う広告主様のために開発したReachSearchを活用し、コスト効率のよい新規顧客獲得の支援を展開。デジタルマーケティングコンサルタントを務める。

 - Eコマース情報, JECCICA記事, コラム, ニュース

JECCICA ジャパンEコマースコンサルタント協会

Copyright© JECCICA ジャパンEコマースコンサルタント協会 , 2016 All Rights Reserved.s