【ECコンサルタントによる「勝手にECサイト分析」】79 ジャパンEコマースコンサルタント協会 松本順士理事〈アーカー「AHKAH」〉/3サイトに分けて多様な見せ方
アーカー(本社東京都)のジュエリーブランド「AHKAH(アーカー)」は、97年に日本で立ち上がった。ネックレスやリングなどのファッションジュエリーから、エンゲージリングやマリッジリングなどのブライダルラインまでを展開している人気のジュエリーブランドだ。
「AHKAH」のサイトはブランドサイト、マリッジサイト、オンラインショップと三つのサイトに分かれていている。
ブランドサイトとマリッジサイトは、「AHKAH」の世界観が伝わるビジュアルをトップに置くデザインになっている。
オンラインショップはコレクションバナー、新商品、ランキングが見やすく表示されており、どれも感度の良い画像が並んでいる。画像は繊細で華奢な作りが伝わるように、撮影、画像加工されている。
特集コンテンツでは、コレクションの詳細や、ジュエリーのコーディネート、重ねづけの提案がある。女性にとってはとても参考になるページである。
商品ページに、商品の着用画像や商品画像がさまざまな角度から拡大して見られる機能や、商品のオーダー機能が用意されるなど、さまざまなカートのカスタマイズが行なわれている。
各サイトとSNSとの連携もうまくできており、ECサイトからSNS、SNSからECサイトへと行き来できるようになっている。
また、商品ごとのランディングページもあり、ネックレスやリングなどについて、お客さまへの商品訴求がうまくできている。「AHKAH」が持つ、繊細できゃしゃな作りという特徴がサイト全体から伝わってくる。
(続きは日本ネット経済新聞 3月17日号で)
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