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超強力!Shopifyで顧客データをGoogle広告に自動連携

唐突にAmazon Payが使用出来なくなるなど、嫌な空気が立ち込めていたShopifyですが、ここにきて有用な機能が追加されました。
Shopify Japanが「Winter ’25 Edition」で150以上の機能改善を発表しており、中でも「Google広告でセグメント利用」は広告運用者目線で非常にありがたいアップデートです。

1. 顧客データ連携がスムーズに
これまでGoogle広告でShopifyの顧客リストを利用するには、以下のようなステップが必要でした。

●Shopifyから顧客リストをCSVでダウンロード
●電話番号に+81を追加するなど、データの調整
●ファイルアップロード
●エラーの修正

今回のアップデートでは、Shopify管理画面で作成したセグメントをGoogle広告内で直接選択するだけでデータ連携が完了するため、今まで定期的、かつ膨大に発生していた作業が不要になりました。

2. セキュリティとデータ管理の強化
個人情報管理の観点からも非常に有用なアップデートで、顧客データのやり取りや保管におけるリスクが軽減され、安全性が向上しました。

●ファイルダウンロード不要
●Shopify内で完結する顧客リスト作成
●データ更新の自動化

上記により、顧客データのcsvを担当者のローカルPCで編集する必要がなくなったため、顧客データ流出のリスクを抑えることが出来ます。

3. リスト更新スピードの向上で施策の幅が広がる
今までは担当者の工数の問題から月一更新などに留めていた顧客データの更新ですが、毎日更新になったころで施策の幅が広がります。

●カートinして3日以内のユーザーをリターゲティング
●直近の購入ユーザーを除外し、広告の無駄打ちを防ぐ
●購入回数別に顧客セグメントを分け、広告を出しわける

など、手動では運用が難しかった施策が打てるようになります。Shopifyで収集出来ているファーストパーティのデータなので質も高く、広告の効率化、最適化に有効です。

連携方法
共有ライブラリから、オーディエンスマネージャー > 顧客リスト を選択
連携したいShopifyのURLを指定します。

Shopifyの管理画面に飛ぶので、カスタマーマッチ > 有効にする を選択
これでShopifyで作成された顧客セグメントをGoogle広告で活用できるようになります。

まとめ
Cookie規制が強化され、ターゲティングが難しくなっている現在、Shopifyのデータ連携機能はEC事業者にとって大きな味方となります。ファーストパーティーデータを簡単かつ安全に活用できる環境が整ったことで、従来以上に精度の高いターゲティングが可能となり、広告効果を最大化する施策を打てるようになりました。

shopifyで構築されたECサイトをお持ちの皆様は、是非一度活用を検討してみてはいかがでしょうか。

最後に一点、顧客情報を収集し、広告に活用する場合はプライバシーポリシーに記載が必要ですので、ご注意下さい。

JECCICA客員講師

JECCICA客員講師 矢崎 宏一郎

(株)ISSUN チーフマネージャー
得意分野/WEB広告 EC販売支援
WEB広告のなかでもAI系広告を得意とし、事業規模に合わせた集客戦略でD2Cの売上を2年で10倍にするなどで、日本上位3%の代理店であるGoogle Premier Partner認定に貢献。


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