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【ECコンサルタントによる「勝手にECサイト分析」】32 ジャパンEコマースコンサルタント協会 川連一豊代表理事〈ワキ「和気文具」〉/再構築とバックヤードに力入れる

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ECサイトを行う上で、ロングテール、多店舗展開は大事な戦略の一つ。この戦略を地道に長年手がけているのが、大阪の文具販売を行っている「和気文具」だ。

「和気文具」は、本店サイトはもちろん構築し、楽天、ヤフーショッピング、アマゾンで多店舗展開し、しかもあの1日1兆円の流通額を上げた中国の「天猫(Tモール)」にも出店している。

「和気文具」のコンセプトは、「世界中のステーショナリーが大集合!大阪で創業1926年の老舗文具店和気文具なら10万点以上の品ぞろえで、『使って便利、持って満足、置いて絵になる』素敵な文房具がきっと見つかる!世界中に通信販売でお届けします!」と老舗の文房具店らしいミッションとなっている。
「世界中にお届け」がいいですね! また、トラベルをコンセプトにした和気文具オリジナル文具も作っていて差別化を図ろうとしている。

文房具という商品は、粗利益が少なく、どこもEC化を目指すのだが、なかなかどこで差別化するのかが難しい商材だ。
和気文具は高級文具サイトと言ってもいい、おしゃれな作りになっていて、お客さまが楽しく買い物ができるような工夫が随所にされている。

和気文具の岸井社長に15年の抱負を聞いたところ、「日本は業務全般において再構築の年になります。
より『和気文具』らしさを発信できるように、何もかもやり直していきます」と話していた。
ここまで作り上げてきたECの業務をすべて見直すというチャレンジはとても気持ちのいいもの。なかなかできないことだ。

また、調子のいい中国ECに関しては、「中国は放っておいても調子がいいので、バックヤードに時間を使うつもりです。特に物流」と話している。
地味に泥臭く仕事をする! という発言もあり、バックオフィスの改善が結果的に売り上げや利益を確保できることを知っているEC企業経営者だと感じる。
「和気文具」は日本を代表するクールなEC企業と言っていいだろう。

※記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

 

 

JECCICA代表理事・講師 川連 一豊

kawazure

フォースター株式会社代表取締役。年間システム流通額1700億円を超えるシステム開発やセキュリティ専門オムニチャネルのおもてなし戦略、米国やEU、アジアなどのクロスボーダーEコマースを進める。

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