JECCICA ジャパンEコマースコンサルタント協会

JECCICA ジャパンEコマースコンサルタント協会

最新セミナー・イベント情報
お申込みはこちら

Facebookページの活用法を間違っていませんか?

JECCICA特別講師 小宮山 慎吾

komiyama

 

日本国内Facebookユーザー2,400万人!!

日本の国内Facebookユーザー数は、2,400万人(2014.11.12(株)セレージャテクノロジー発表 http://www.cereja.co.jp/press/)で、アジアでは6位です。

世界では約13.5億人(2014年11月時点)、アジアでは1位は「インド」1億1,600万人(昨年1月調査以来1位)、2位は「インドネシア」7,200万人、3位は「フィリピン」4,000万人です。

まだまだ企業としては、活用していきたいメディアの1つですよね。

 

Facebookページの活用法を間違っていませんか?

最近「ファンはたくさんいるのに成果に繋がらない」「毎日投稿して「いいね!」も着実に増えているが成果に繋がらない」と言った声を頂くことが多いです。

原因は、真のファンが少ないからという声も聞かれます。

ところがFacebookページの投稿を見るとあることに気付きました。

 

FacebookのCEO、Mark Zuckerbergさんの投稿を拝借しましたが、この投稿にはリンクが張られていません。

「いいね!」してくれたユーザーの獲得そしてシェアによる拡散は見込めますが、この投稿から別サイトへの流入(=集客)は見込めません。

 

皆さんの投稿はいかがでしょうか?

 

Facebookで完結している コミュニケーション

Facebookページに投稿する目的として、「いいね!」してくれたユーザーの獲得そしてシェアによる拡散があります。

それを有料で提供している会社も数多く見かけるほどです。

その目的のためにMarkZuckerbergさんの投稿と同じく日々、Facebookページ上に投稿とファンとの交流のみで完結している企業を多く見かけます。

本当にそれだけで真の目的は達成されるでしょうか?

 

Facebookの真の目的

企業がFacebookを活用する真の目的は何でしょうか。

企業が販売促進を目的にした場合は「いいね!」やシェアによる拡散だけで終わらせずに、Facebookページから売り上げ向上が目的のはずです。

 

では、自社の売上はどこから発生するのでしょうか。

簡単な質問ですが、ショッピングカートが設置してあるサイトからです。

つまりFacebookページだけではないのです。

 

トリプルメディア戦略

ここ最近、トリプルメディアが叫ばれるようになりました。

3つのメディアを連携して成果を出す仕組みとして、デジタル時代の重要な企業戦略の商機として注目されています。

 

その3つとは以下のメディアのことです。

1.ペイドメディア(Paid Media=広告)

〜企業が広告費を支払って掲載するメディア

2.ソーシャルメディア(Earned Media=SNSやブログなど)

〜主にソーシャルメディア(Facebook、Twitter等)など信頼や評判を得るメディア

3.オウンドメディア(OwnedMedia=自社メディア)

〜自社サイトや企業が直接所有または運営するメディア

 

トリプルメディア戦略

 

具体的な施策

トリプルメディア戦略の図から分かるのが、企業にとって重要な施策である「集客」の矢印がオウンドメディア(Owned Media=自社メディア)に向いていることに注目して下さい。

そこでどういった施策が集客へ繋がるのでしょうか。

北欧、暮らしの道具店

https://www.facebook.com/hokuohkurashi  の投稿が参考になります。

「北欧、暮らしの道具店」では、殆どの投稿が以下の構成になっています。

  1. 見出し
  2. オウンドメディアで掲載した商品情報またはブログの見出し文3〜4行
  3. オウンドメディアの該当する詳細情報の掲載URL

 

つまり、Facebookページへの投稿から「いいね!」してくれたユーザーの獲得そしてシェアによる拡散だけでなく、オウンドメディア(Owned Media=自社メディア)への流入(=集客)を目的にしていることが分かります。

 

Mark Zuckerbergさんの投稿は、Facebookそのものがオウンドメディア(Owned Media=自社メディア)ですから、投稿だけで十分目的を達成できるのです。

 

またFacebookページの投稿は、文字数が多くなると全てが表示されず「…もっと見る」と投稿途中で切られてしまいますが、「北欧、暮らしの道具店」ではその「…もっと見る」が殆ど見られません。

オウンドメディアへのリードの役割に徹している工夫を感じられます。

 

デジタル時代の重要な企業戦略の商機 今後も様々なメディアが登場し、廃れていくでしょう。

しかしオウンドメディア(Owned Media=自社メディア)はトレンドにかかわらず存在し続けなければいけないメディアです。

その為にオウンドメディア(Owned Media=自社メディア)への流入(=集客)を目的としたプロセスは今後もデジタル時代の重要な企業戦略の商機として注目をされていくはずです。

一度御社のトリプルメディアの相乗効果を高める施策を見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

(川連一豊 : 追記)

Facebookは2015年1月1日に利用規約とポリシーを改定し、Privacy Basics(プライバシーベーシック)を導入すると発表しました。

これにより、今までよりも

  • 今、自分の周辺で起きていることを見つける
  • 買い物をもっと便利にする
  • 利用者が見たい広告をもっと自由に指定できるようにする

などと言った新しい機能が提供されるようになってきます。

 

Eコマース業界から考えると、買い物をもっと便利にするというのがどんなサービスなのかとても気になるところです。

一部ですでにテストが始まっているとのことです。

また、自分の周辺や広告についても機能強化が図れるようになっています。

ここから考えられることは、人と人とのつながり(エンゲージ)をさらに進めていこうという狙いがあると考えられます。

 

Facebookには、インサイトの機能があります。

これをチェックすることでピープル(Facebookではユーザーのことをピープルと呼ぶ)の動向を確認できます。ぜひ使っていきたい機能となっています。

fb

 

 

JECCICA特別講師 小宮山 慎吾

komiyama

全国1位、全国高評価講師・講習全国商工会連合会「経営革新塾」あなたの売るを劇的に変える独自の実践型コーチングを取り入れクライアント問題解決から高い評価と実績を得る。

 - Eコマースの教科書, Eコマース情報, JECCICA記事 , ,

JECCICA ジャパンEコマースコンサルタント協会

Copyright© JECCICA ジャパンEコマースコンサルタント協会 , 2015 All Rights Reserved.s