2022年 年頭所感 清水将平
新年あけましておめでとうございます。
2021年のEC業界を振り返ってみると、2020年には急激に伸びた消耗品などの売上は鈍化し、緊急事態制限が解除された後は、昨年1年間厳かったアパレルなど嗜好品の売上も回復しはじめるという1年となりました。
モールにおいては、楽天市場でも、9割のショップが対応している送料込みラインへの公正取引委員会の調査も終了に。ヤフーとLINEとの資本提携から始まり、ストアへのLINE公式アカウントの提供、LINEギフトを強化。Amazonは、一度は断念したマーケットプレイス出品者向けのポイントを導入。定期便の自動設定などを実施するなど、今まででは考えられなかった強行なルール変更も多くみられ、モール間の競争も激化した1年でした。
2022年も引き続きスマートフォン、そしてLINEやInstagramなどSNSを意識したEC事業者の動きが活発になると思いますが、まだ完全に新型コロナウイルスが落ち着いたわけではありませんので、2022年は、ウィズ・コロナも考えながら、新しい取り組みにチャレンジするEC事業者に注目していきたいと思います。
JECCICAとしても、より健全なEC業界を少しでも支援できるようコンサルタントの育成、支援に力を入れてきたいと思います。
最後に、本年がEC業界の皆様にとって、良き1年となりますよう、心よりお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
JECCICA 参事 特別講師 清水将平
日本ECサービス株式会社 代表取締役
日本最大級の楽天ショップ向け会員サポートサービス「ECマスターズクラブ」を運営。
日本全国47都道府県の1,500ショップに対して、質問数無制限のフォーラム、毎日配信される音声解説付きサポートレター、週2回のライブ配信、4,000名が利用するChrome拡張機能など30を超えるツールなどを提供。
2019年のセミナー開催実績は、年間70回以上、参加者3,000名を超える。