
第163回 JECCICA11月セミナー&ディスカッション
非エンジニアのための Claude Code 超実践講座
~「AIに聞く」から「AIと一緒に作る」へ。自分の仕事を変える1本を作ろう~
プログラミング経験、不要。エンジニアでなくても大丈夫です。
今回のJECCICAセミナーは、いつもの「講演を聞くセミナー」とは少し違います。テーマは、「Claude Codeを使って、自分の仕事に本当に役立つものを、自分で作ってみる」こと。しかも、11月20日の90分だけでClaude Codeを学ぶのではありません。
今回の講座は、事前準備 → 基礎学習 → 自宅ワークショップ → 質問・伴走 → 作りたいものを言語化 → 当日90分の実践までを一つのプログラムとして設計しています。
正直に言います。事前準備には、それなりに時間がかかります。しかし、この事前準備を、一人で悩まず、質問しながら伴走してもらえること自体に大きな価値がある。それが今回の「JECCICA流 Claude Code講座」です。
「Claude Code、気になる。でも難しそう。」
生成AIを使っている方は、急速に増えました。ChatGPTやClaudeに「文章を書いて」「分析して」「アイデアを出して」とお願いすることは、すでに特別なことではありません。
ところが「Claude Code」と聞いた瞬間、
- 「コードを書く人のツールでしょう?」
- 「ターミナルって何?」
- 「GitHub?」
- 「Node.js?」
- 「VS Code?」
- 「自分には無理そう……」
と、一気に壁が高くなります。今回の講座は、まさに、その壁を越えるための講座です。
対象はエンジニアではありません。むしろ、EC事業者、経営者、マーケター、コンサルタント、商品担当者など、普段プログラムを書いていない方を中心にした初心者向け講座です。
Claude Codeで何が変わるのか?
これまでの生成AIは、「こういうプログラムを書けばできますよ」とコードを教えてくれる存在でした。しかし非エンジニアにとっては、「そのコードを、どこへ貼ればいいの?」「エラーが出たけど、どうしたらいいの?」という次の壁がありました。
Claude Codeの面白さは、その先です。AIと会話しながら、
- ファイルを作る
- コードを書く
- 修正する
- 動かす
- エラーを直す
- また改善する
という一連の作業を進められます。
今回の事前ワークショップでも、単にClaude Codeの説明を読むだけではなく、楽天やAmazonをはじめとしたEC業務の「面倒な仕事」を楽にする道具を、実際に1本作ります。そして最後には、「では、自分は本当は何を作りたいのか?」を考えていただきます。
今回のゴール
今回のゴールは、「Claude Codeについて詳しくなること」ではありません。もっと具体的です。
講座終了後に、「これなら、自分でもAIと一緒に何かを作れそうだ」と思える状態になること。そして、自分の仕事の中から、AIで解決できそうな課題を見つけ、最小限の機能を持ったMVP=まず動く試作品を自分で作り始められるようになること。これを目指します。
JECCICA流ですので、当日来るだけではありません。
今回、最も大切にしているのが事前準備です。当日90分の中で「インストールしてください」「Gitとは何か説明します」「VS Codeを開いてください」というところから始めたのでは、本当にやりたいことまで到達できません。そこで、今回は講座の前から始めます。
しかも、「教材を渡しますので、あとは各自で頑張ってください」ではありません。準備段階で分からないことがあれば質問できる場を用意し、初心者の皆さんがClaude Codeを実際に使える状態になるところまで伴走します。
STEP 1|Claude Codeのセッティング+基礎知識
まずはこちらからスタートします。
Claude Code はじめてガイド
https://school.vcfactory.jp/settig/
事前に必要な環境を整え、最低限知っておきたい基礎知識を学びます。
① 必要なソフトをインストール
- Git
- Node.js
- VS Code
- Claude Code関連環境
など、講座に必要な環境を順番に準備します。Windows、Macそれぞれの手順に沿って進められます。
② 初心者向け基礎マニュアル 全15章
- GitHub
- Commit
- Vercel
- Supabase
- .envファイル
など、初めて見ると難しそうな言葉について学びます。ただし、暗記する必要はありません。専門用語をできるだけ身近なものに置き換えて説明していますので、「そういうものがあるんだな」と一度理解していただければ十分です。
③ 理解度チェック 全45問
15章を読んだ後は、全45問の理解度チェックに挑戦します。満点を取ることが目的ではありません。「自分は何が分かっていて、何がまだ分かっていないのか」を確認するためのテストです。
所要時間の目安
約2時間45分~4時間
1日ですべて終わらせる必要はありません。少しずつ進めてください。
STEP 2|自宅でできる「ひとりClaude Codeワークショップ」
環境が整ったら、今度は実際にClaude Codeを触ります。
EC×Claude Code 実践ワークショップ
https://school.vcfactory.jp/workshop/
こちらは、自宅で一人でも進められる疑似ワークショップです。読むだけではありません。実際に手を動かします。
まず、自分のEC業務の中にある「痛み」「面倒」「繰り返し作業」を洗い出します。例えば、
- 楽天の商品データを毎回加工している
- Amazonと楽天のレポートをExcelで統合している
- 毎月同じ広告レポートを作っている
- 商品データのチェックに何時間もかかっている
- セール終了後に価格や表示を手作業で戻している
- 在庫切れを毎日確認している
こうした、「人が毎回やる必要があるのだろうか?」という仕事が対象です。そして実際にClaude Codeを使い、自分の業務を楽にする道具を、まず1本作ってみます。
そして一番重要な宿題があります。
「あなたは、本当は何を作りたいですか?」
ワークショップの最後に、この問いに答えていただきます。これが今回の講座の重要なポイントです。
Claude Codeを一度も触ったことがない状態で、「何を作りたいですか?」と聞かれても、普通は思いつきません。しかし、環境を準備する、基礎知識を読む、実際に触る、1本作る。ここまで経験すると、
- 「それなら、こんなものも作れるのでは?」
- 「毎週やっているこの作業を自動化したい」
- 「自社の商品登録ツールを作りたい」
- 「広告分析を自動化したい」
- 「競合調査のシステムを作ってみたい」
と、具体的なアイデアが出てきます。そのアイデアを事前アンケートで提出していただきます。
できれば10月中に、ここまで終えてください。
STEP1とSTEP2を、できれば2026年10月中に完了してください。そして、「11月20日の講座で、私はこれを作りたい」という内容をアンケートで回答してください。
集まったアンケートは事前に講師側で確認します。当日はその内容をもとに、「それを90分でどうMVP化するか」を考えていきます。つまり今回の講座は、全員が同じサンプルプログラムを作って終わる講座ではありません。最終的には、自分自身の仕事をテーマにします。
分からないところは、事前に全部質問してください。
初心者の方にとって、最初のインストールや設定が一番大きな壁になることがあります。
- 「画面が説明と違う」
- 「エラーが出た」
- 「どこを押せばいいか分からない」
- 「そもそも、この言葉の意味が分からない」
大丈夫です。今回、事前準備期間中に質問できる場を設けます。分からないことは、そのままにしないでください。質問してください。一緒に進めます。
今回のJECCICA講座では、「できる人だけが来てください」ではなく、「できないところから一緒にやりましょう」というスタイルで進めます。
当日のプログラム
17:00~|非エンジニアのための Claude Code 超実践講座
講座本編 90分
1.0~10分|基本説明
まずClaude Code講座全体の考え方を確認します。「今日は何を完成させるのか」「どこまでできれば成功なのか」を明確にしてスタートします。
2.10~20分|事前アンケート結果共有+MVP化
皆さんから事前に提出していただいた、「本当は何を作りたいのか」を見ながら、そのアイデアをMVPへ落とし込みます。
MVPとは、最初から完璧なシステムを作るのではなく、「一番大切な機能だけを持った、まず動くもの」です。大きなシステムを作ろうとするのではなく、まず小さく作る。動かす。そこから改善する。これがClaude Codeを使いこなす重要な考え方です。
3.20~35分|講師ライブデモ
講師がその場でClaude Codeを操作します。完成したものを見せるだけではありません。
- 指示する
- Claude Codeが作る
- 動かす
- エラーが出る
- 直す
- 追加指示をする
- 改善する
という、AIとの実際のやり取りそのものを見ていただきます。「AIにどう頼めばいいのか」「うまくいかなかったとき、何を言えばいいのか」をリアルタイムで体験します。
4.35~65分|個人ワーク
ここからは皆さん自身のパソコンを使います。見るだけではありません。自分でClaude Codeに指示を出します。事前に考えてきたテーマをもとに、自分の業務で使えるものを実際に作り始めます。講師・スタッフが伴走しながら進めますので、初心者の方も分からないところをその場で確認できます。
5.65~78分|改善
一度動いたものを、そのまま完成とはしません。
- 「もっと使いやすくしたい」
- 「この項目も追加したい」
- 「ボタンを変えたい」
- 「CSVを読み込めるようにしたい」
- 「出力方法を変えたい」
といった改善をClaude Codeへ指示します。ここで、AI開発は「一発で完璧なものを作らせる」のではなく、対話しながら育てていくものだという感覚を身につけます。
6.78~87分|代表者ライブ改善
参加者の中から代表例を取り上げ、その場で改善していきます。「こうしたいけれど、どう指示すればいい?」という課題に対して、講師がClaude Codeとの会話を実演。他の参加者の事例を見ることで、「そういう使い方もできるのか!」という発見につなげます。
7.87~90分|まとめ
最後に、今日作ったものをどう育てるか、Claude Codeを明日からどう使うか、次に何を作るかを整理します。講座が終わった瞬間がゴールではありません。ここから、自分の仕事を自分で変えていくスタートです。
18:50~19:00|JECCICA客員講師 ISSUN 矢崎氏「いま知っておきたい最新EC・AIニュース」
セミナー&ディスカッション前に、JECCICA客員講師のISSUN 矢崎氏から、EC・AI・デジタルを中心に、その時点で押さえておきたい最新ニュースを約10分で解説していただきます。変化の速いAI業界。「この1か月で何が起きたのか」「EC事業者は何を見ておくべきなのか」をコンパクトに共有します。
この講座で目指すこと
プログラミングを覚えることではありません。コードを書く人になることでもありません。目指すのは、「自分の仕事の課題を見つけ、AIに相談し、自分自身で解決のための道具を作れる人になること」です。
これまで「システムを作りたい」と思ったら、
- 要件をまとめる
- システム会社を探す
- 見積もりを取る
- 仕様を説明する
- 何か月も待つ
というプロセスが必要でした。もちろん、大規模な業務システムでは今後も専門エンジニアが必要です。しかし、小さな業務改善や試作品まで、すべて外注する必要はなくなりつつあります。
まず自分で作ってみる。使ってみる。改善する。本当に価値があると分かったら、本格開発する。この順番へ変えることができます。
ECとの相性は抜群です。
ECの現場には、「人が毎日、毎週、毎月繰り返している作業」が大量にあります。
- 商品登録
- CSV加工
- 商品説明作成
- 画像管理
- 在庫確認
- 広告集計
- 売上分析
- ランキング調査
- 競合調査
- レビュー分析
- 問い合わせ分類
- レポート作成
- データ変換
こうした仕事の中には、Claude Codeと非常に相性の良いものがあります。だからこそ今回、単なる一般的なClaude Code講座ではなく、「EC × Claude Code」としてJECCICAで実施します。
こんな方におすすめです
- Claude Codeという名前は聞くが、まだ触ったことがない方
- プログラミング経験がない方
- ChatGPTやClaudeは使っているが、その先へ進みたい方
- AIを「相談相手」だけでなく「実行する相棒」として使いたい方
- EC業務の手作業を減らしたい方
- ExcelやCSVの加工に多くの時間を使っている方
- 自社専用の小さな業務ツールを作ってみたい方
- システム会社へ依頼する前に、まず自分で試作品を作りたい方
- AI時代に経営者・EC担当者として最低限の開発感覚を身につけたい方
- 「自分にはプログラミングは無理」と思っている方
特に、「Claude Codeに興味はある。でも最初の一歩が怖い」という方に参加していただきたい講座です。
講師プロフィール
江藤 政親 氏
JECCICA 専務理事
得意分野:EC経営・事業計画、MD、販売戦略
明治大学卒業後、送電線建設会社、コンサルティング会社、メーカー勤務を経て独立。1998年からネットショップ運営に携わる、独立系ECコンサルタントの草分け的存在。
ネットショップの立ち上げから1年半で月商4,500万円を達成し、楽天市場総合3位を3年連続で達成。これまで200社以上を年商1億円超へ導き、最高年商10億円規模まで成長させた実績を持つ。
ECサイト運営だけでなく、商品開発、MD、事業計画、システム開発、広告・プロモーションまで、EC経営全般に精通。自身でもEC事業を運営してきた「実践者」としての経験を持ち、延べ1,000社を超える企業を支援している。
人材育成にも力を入れ、支援・指導した中から17名の著者を輩出。自身も3冊を出版し、新聞・雑誌等のメディアへの寄稿も多数。JECCICAの設立、日本イーコマース学会の設立にも携わり、国内外の最新EC事例の共有、産学連携、中小EC事業者の実践支援とエビデンス創出を推進している。
近年はAIとECの融合、特に非エンジニアによるAI開発・Vibe Codingの実践と普及にも取り組んでいる。
開催概要
日 時:2026年11月20日(金)17:00開始
会 場:東京大学 本郷地区キャンパス 分子ライフイノベーション棟
集合:東京大学 本郷キャンパス 赤門前(予定)
※赤門は耐震改修工事中のため通行できません。最終的な集合場所・入構方法は開催前に参加者へご案内します。
講座本編:90分
※講座本編開始前に、JECCICA客員講師 ISSUN 矢崎氏による「最新EC・AIニュース」約10分を予定しています。
持ち物:事前準備を完了したパソコン
申込み:後日あらためてご案内します
事前準備
STEP 1|Claude Code セッティング+基礎知識
https://school.vcfactory.jp/settig/
目安:約2時間45分~4時間
STEP 2|EC×Claude Code 実践ワークショップ
https://school.vcfactory.jp/workshop/
目安:約3~4時間
推奨期限
2026年10月31日(土)までを目安にSTEP1・STEP2を完了してください。
その後、「11月20日に何を作りたいか」の事前アンケートへご回答いただきます。※途中で分からないことがあれば、事前質問用のグループで質問していただけます。
参加費
| 参加区分 | 学生 | 一般 | JECCICA会員 |
|---|---|---|---|
| セミナーのみ | 無料 | 3,000円 | 無料 |
| セミナー+懇親会 | 3,000円 | 10,000円 | 7,000円 |
| 懇親会のみ | 3,000円 | 10,000円 | 7,000円 |
※懇親会の会場・開始時刻等は決定次第ご案内します。
初心者の方へ
今回、最も参加していただきたいのは初心者の方です。Claude Codeをすでに使いこなしている方だけの講座ではありません。むしろ、
- 「Gitって何ですか?」
- 「VS Codeを使ったことがありません」
- 「ターミナルを見ると怖くなります」
というところからでも構いません。
そのために事前準備を用意しました。そのために質問できる環境を用意します。そのために当日は、説明を聞くだけではなく一緒に手を動かします。一人では途中で諦めてしまいそうな最初の壁を、みんなで越える。それが今回のJECCICA流 Claude Code講座です。
90分のセミナーのために、6~8時間も事前準備するの?
はい。今回、あえてそこまでやります。なぜなら、Claude Codeは「知った」だけでは仕事を変えないからです。
インストールした。触った。失敗した。質問した。1本作った。自分なら何を作れるか考えた。そこまでやって初めて、11月20日の90分が本当に価値のある90分になります。
普通のセミナーなら、90分聞いて終わりです。今回のJECCICAは違います。11月20日に会う前から、講座は始まっています。そして11月20日が終わった後も、自分の仕事の中でClaude Codeを使い続けられるところまでを目指します。
「AIを使う人」から、「AIと作る人」へ。
生成AIの次のステージは、質問の仕方を覚えることだけではありません。AIに文章を書かせることだけでもありません。これからは、「こんなものが欲しい」と考えた人自身が、AIと一緒にそれを形にする時代に入っていきます。
EC事業者だからプログラムは分からない。経営者だからシステムはエンジニアに任せる。マーケターだからコードは書かない。そんな境界線が、少しずつなくなり始めています。
今回の90分で、プロのエンジニアになる必要はありません。でも、「これは自分でも作れるかもしれない」という感覚を持ち帰ってください。それだけで、AIとの付き合い方は大きく変わります。
お申込み
定員になり次第、受付を終了させていただく場合があります。
ぜひお早めにお申し込みください。
JECCICAセミナー&ディスカッションとは
JECCICAは、「5,000万円から5億円のECを、共に考え、教え合える場。」として、EC事業者、メーカー、小売企業、EC支援企業、コンサルタント、専門家が集まり、実際の課題と知識を共有する場を目指しています。
今回のテーマはClaude Codeですが、目的はプログラミング教育ではありません。AIによってEC事業者の仕事がどう変わるのか。今まで外注していた仕事のどこまでを自分たちでできるのか。EC担当者一人ひとりの生産性をどう上げるのか。そして、AI時代のEC企業に必要な組織・人材・能力とは何なのか。実際にClaude Codeを触ることで、その未来を考えます。