年頭所感 JECCICA客員講師 笹本 克
明けましておめでとうございます。
今年のEC業界は 今後における大きな変化の「兆し」が具体的に見えてくる年になるような気がしています。
越境ECや人口知能など先端の様々なテーマがある一方で、シニア世代へのアプローチやラストワンマイルの課題などは どちらかと言えば後回しにされがちでした。
今年はリアルビジネスとの関わりが深い「店頭」や「物流」などの従来からのテーマが重要視されてくるのではないでしょうか。ECがどこまで「一般家庭の日常生活」に入り込めるかが鍵になると思います。アマゾンのダッシュボタンなどは好例ですが、技術的な面では目新しいものではなくとも いかに「日常」に入り込めるかにチャレンジしたケースと言えるでしょう。先端と日常を併せ持つECプレイヤーのお手伝いができればと思っています。
全てのお客様が放送局を持っているような時代になりました。同時に小手先の集客手法などが介在できる余地は狭くなっています。素敵なショップ 素敵な商品 はSNSなどを通じてお客様が広めてくれる時代です。変化の激しいEC業界ではありますが、ステキを磨くことを忘れないコンサルタントであり続けたいと思います。
皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。