2018年頭所感 渡辺 太志
平成30年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
昨年12月1日に発表された「2017ユーキャン新語・流行語大賞」の結果は、皆様御存知だと思いますが「インスタ映え」という言葉が大賞になるとは数年前では考えられなかったと思います。ここ数年SNSというものが生活の中に取り込まれたのは、「iPhoneX」のようなパソコンやデジカメの性能と比べて遜色ないスマホの登場もあって、SNSブームの広まりはとどまるところを知りません。SNSは身近な存在でしたが、まさか流行語大賞をとるとは思いませんでした。それだけ生活に溶け込んだということです。
また、モノのインターネット(Internet of Things, IoT)、様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御する仕組みも一気に進みました。
Google HomeやAmazon Alexaのように、家電がコントロール出来、生活の1部に浸透しつつあります。「ホームオートメーション」という言葉が、ほぼ現実になりつつあります。
きっとこれらのデバイスを通じて、ネットショッピングが出来る(アメリカではすでにフード注文が一部可能)世界になるのは時間の問題かと思われます。身近なIoTがさらなる加速するものと思われます。
今から25年前、1992年の1月に私はドコモで携帯電話を購入したのを覚えております。確か「mova」だったと思います。それを見た当時90歳の祖父が「本当に夢のようなことが起きている。」と言ったのを思い出しました。
IoTやAI技術の進化によって「本当に夢のようなこと」は目の前に来ているのです。
さて私は、(独)中小企業基盤整備機構でのアドバイザー契約を本年度契約更新しました。
本年度も月に数日、虎ノ門の関東本部に勤務する形になります。相談内容は起業から事業再生まで多域に渡るのですが、昨年は越境ECに関する個人相談案件が一気に増えました。
今年は更に増えるものと思われます。ECのスペシャリストや海外輸出商材関係者だけでなく、一般のEC事業者も興味を持たれていると実感しました。越境ECに関するインフラ整備も、一気に加速し発展するのが今年のように思えます。同時に市場成長スピードも間違いなく加速するものと思われます。
今年の年末は一体どうなっているのでしょう?予想をはるかに超えそうな予感がします。
特に中国人向けの越境ECは日本国内のインバウンド効果もあるので、更なる市場拡大は大きく期待できます。EC事業者の方は、指をくわえて眺めている場合ではないと思います。
最後になりましたが、皆様方におかれまして素晴らしい1年になりますよう
心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
JECCICA客員講師 渡辺 太志
(株)アイズモーション経営企画部長 プロフィットシステム常務取締役 コンサルタントとして企業の経営戦略から組織開発までトータル支援が可能。 SNSを活用した集客・販促により宣伝広告費の圧縮を行い、経営改善に繋げるシステム作りのコーディネートを得意とする。