進化する「ペライチ」――AIやEC機能搭載で実現する最新ビジネス活用方法

「自社の魅力を伝えるページを作りたいけれど、時間も知識もない」という中小企業や個人事業主は少なくありません。そんなニーズに応えるのが、誰でも簡単に1ページのウェブサイトを作成できるサービス「ペライチ」です。
ランディングページの制作などで活用された方も多いのでは？と思われます。
ペライチはこれまで、「シンプル操作」「テンプレートの豊富さ」「SEOに強い設計」で多くの支持を得てきました。そして2025年、さらに進化した最新機能が続々と登場しています。今回は、その注目機能を紹介しながら、どのようにビジネスに活用できるのかを探ります。

1. AIアシスタント搭載で、ページ作成がもっと簡単に
ペライチの最新アップデートで特に注目を集めているのが、AIアシスタント機能の導入です。これは、ユーザーが入力したキーワードや事業内容に応じて、AIが自動的に見出しや本文、画像構成まで提案してくれるというもの。例えば「整体院」や「オンライン英会話」と入力するだけで、それに合ったページ構成をAIが提案。これにより、ライティングや構成に不安のある人でも、わずか10分程度でプロ並みのページを作成できます。

2. EC機能の強化：予約・販売・決済まで一気通貫で完結
これまでペライチは、ランディングページ作成に特化した「情報発信型」のツールとして認知されてきましたが、近年はEC機能が急速に進化しています。現在では、単にサービスや商品を紹介するだけでなく、その場で販売・予約・決済まで一気通貫で行えるようになっています。

● 商品販売（物販・デジタル商品両方に対応）
ペライチでは、以下のようなEC向け商品登録が可能です：
– 物理商品（例：雑貨・ハンドメイド商品・書籍）
– デジタル商品（例：PDF教材・動画・音声コンテンツ）
– サービス商品（例：コンサルティング・レッスンなどの時間販売）
各商品には、価格設定・在庫数・バリエーションの登録もでき、カート追加→決済→
注文確認メール送信まで、すべて自動で処理されます。

● 決済方法の柔軟さも向上
利用できる決済方法は以下の通りです：
– クレジットカード（VISA／Master／JCBなど主要ブランド対応）
– 銀行振込
– コンビニ決済（プランにより制限あり）
– PayPal
– PayPay（ビジネスプラン以上）
決済代行はペライチと連携済みなので、煩雑な審査や外部サービスの登録不要で、すぐに販売を始められます。

● 予約・スケジュール管理もシームレスに
サービス業向けに便利なのが「予約受付機能」です。以下のような業種に特に適しています：
– 美容室・整体院・ネイルサロン
– オンライン相談（Zoomなどとの連携も可能）
– レッスン・セミナー・個別面談
予約カレンダーにより、利用者が空き時間を選択して予約を確定できます。自動返信メール、リマインダー送信、予約者情報の管理も標準機能として付いています。

3. 利用プラン別：EC機能の違いとは？
ペライチには複数の料金プランがあり、無料プランでもEC機能の一部は試用可能ですが、本格的なEC展開には有料プランの利用が推奨されます。

プラン	月額（税込）	商品販売	予約受付	独自ドメイン	決済連携	利用可能機能の一例
無料プラン	¥0	△（1商品まで）	×	×	×	テンプレ利用、基本編集のみ
ライトプラン	¥1,078	○（制限あり）	△（簡易フォーム）	△（サブドメイン）	△（PayPal程度）	お問合せフォーム設置可
レギュラープラン	¥2,178	◎（複数商品）	○（外部予約連携）	○（独自ドメイン可）	○（クレカ・銀行振込等）	メルマガ・SNS連携も可
ビジネスプラン	¥3,278	◎（無制限）	◎（予約カレンダー・自動返信）	◎（SSL対応ドメイン）	◎（PayPay・多通貨対応）	会員登録・限定公開も可能

● プラン選びのポイント
– お試しで販売してみたい方：無料 or ライトプランでも十分
– 複数商品を本格的に販売したい方：レギュラープラン以上
– オンライン予約や定期的な販売運用が必要な方：ビジネスプランがベスト

特にビジネスプランでは、定期購入（サブスクリプション）販売や、会員限定コンテンツの公開など高度なEC運営も可能です。

では、そんなEC機能充実「ペライチ」の欠点は？？
ここまで見ているとものすごく良い感じがしますが、いくつか欠点があります。
1. ページ数制限が厳しい
・無料プランは1ページのみ。追加ページは有料プランへ移行が必須。
・有料プランでも上限は最大20ページ（ビジネスプラン）で、中〜大規模サイト構築には不向き。
2. 無料プランでは独自ドメイン・広告非表示不可
・無料プランでは独自ドメインが使えず、透かし広告が表示される。
・ビジネス利用にはブランド信用を上げるために有料プランでの運用が必要。
3. デザイン・カスタマイズ性の制限
・細部のデザイン調整ができない（色・ブロックサイズ・余白など）
・HTML/CSS/JS を直接操作するにはレギュラープラン以上への加入が必要。
・テンプレート依存度が高く、他のページと似通った印象になりやすい。

ドメインですがペライチのサイト内で取得できますが、ペライチ以外での利用は出来ません。メールアドレスもLINEWORKSと連携させる必要があり、かなり面倒です。
お問い合わせフォームで設定するアドレスや運用チームの各自メールアドレスは
お名前ドットコムや別の方法で管理した方が良いかと思います。

ペライチのEC機能は「売る」ことにめちゃくちゃ強くなった！
従来の「ページ作成ツール」としてのペライチは今、大きく進化し、一人起業家やスモールビジネス向けのオールインワンECツールへと変貌しています。特に時間も人手も限られている個人・小規模事業者にとっては、「最短・最小コストでWeb販売を始められる」強力な選択肢になりました。操作が簡単でスピーディ、無料から試せる点が魅力です。

「とりあえず情報発信したい」から「しっかり売上につなげたい」へ。
そんな次のステップを考えている方にとって、進化したペライチは非常に頼れる存在になりつつあります。