2021年新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様におかれましては、健やかな新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
旧年中は、JECCICA一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会への格別のお引き立てを賜わり誠に有難うございました。皆様のご支援のもと、無事に新春を迎えることができ心から感謝申しあげます。
新型コロナショックにより、これまでの常識や慣習が覆され、私たちの生活、社会、ビジネ スを取り巻く環境は激変しました。企業が生き残るためには、大きく変化した環境に適合し、新しい戦略を講じることが求めらています。過去にとらわれず「新常態」、つまりコロナ前とは違った世界がこれからの常態になったこと、元の風景には戻らないことを認識せざるを得ない。
2020年2月からのたった数カ月で、これまでの常識や慣習が簡単に覆された事例をいくつも目にした。その中でも大きな変化の一つに、デジタル変革の加速が挙げられる。 ECを中心にした購買行動や飲食店でのテイクアウトの定着、テレワーク、ウェビナー、オンライン診療、オンライン授業など、さまざまな分野や業種でデジタル化、オンライン化が急速に進んだ。そして、それらはさらに生活者に不可逆な価値観の変化をももたらした。
EC業界でもリモートワークは今回のパンデミックをきっかけに「社員を守る」「外出しない」ことを目的として拡大しましたが、結果としてこれまでの業務で無駄だった部分や、DX推進の必要性が浮き彫りとなった。
DXとは、「デジタルによる変革」という意味で、IT技術を有効活用することで新たなサービスやビジネスモデルを確立し、コストの削減や働き方改革、社会変革を推し進めること。経済産業省から発表されている「DX推進ガイドライン」の定義で、DXとは「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズをもとに製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」とされています。
・製品、サービスやビジネスモデルの変革
・業務そのものや組織、プロセス、企業文化、風土の変革
を実践して、企業自体が生まれ変わることだといえます。単に業務をデジタル化するだけではなく、デジタルを導入することによって新たな価値を提供することが重要。例えば顧客をID化して購買記録などのデータを管理したり、その情報をもとにコミュニケーションを取ったり、ECを整備して来店しなくても購入できるようにすることなどが挙げられる。
コロナ後もテレワークが定着する理由として、パンデミック発生で期せずして強いられた外出制限という 経験を通して、人々は多くの活動がデジタル(オンラインシステム)で実現可能であることに 気づいたことが挙げられる。ビデオ会議などのリモートワークのツールを使えば多くの物理的な移動が不要になることや、リモートでも仕事ができることを多くの人が認識した。
コロナ後にデジタル化が急加速した根本的な原因は、人と人が触ったものとの接触を避けたいという非接触ニーズで、接触を回避したいがために、世界中でオンライン化が進展した。そして、いち早くデジタル化を進めた組織ほど、感染流行下でも業務を継続することができている。
NTTコミュニケーションインターネットトラフィック(通信量)の推移(2020年4月から9月分)データでは、2月から9月で30%のトラフィックの増加率となっているぐらい、デジタル化が重要なことが分かる。
アフターコロナで企業が生き抜く方法として柔軟性や多様性が挙げられる。新常態を制するために企業が取り組むべき具体的な施策としては、
・従業員の働き方とDXの推進
・必要に応じてすぐに変われる体制づくり
・変化に応じた業務や人材に対しての教育
・MA、CRMやWeb/EC全体の整備などデジタル技術を活用
まだまだ出口が見えず不安がぬぐえない部分がありますが、市場の変化を逆にチャンスと捉えて柔軟かつスピード感を持ってチャレンジすることが重要だと私は思います。
我々ジャパンイーコマースコンサルタント協会として、Eコマースを支える人材育成、
ECコンサルタントを養成し、EC運営に必要なノウハウを体系的に学べることを提供してまいります。
本年も皆様方の益々のご隆盛とご健勝を心からお祈り申し上げます。