2019年 年頭所感 小林亮介
新年あけましておめでとうございます。
JECCIA理事の小林亮介でございます。
私が考える2018年は日本が世界に追いつく
ように走り始めた1年と感じました。
ECに関しては、従来アメリカが5年早いという
事が業界で言われてきたことでもありますが、
アメリカの進行は変わらずともASIA、ASEAN
特に中国や台湾のサービスの進化が凄まじく成長しています。
元々の図としては、アメリカの次は日本の成長が早いとい
う印象を持っておる方々が多いと思いますが
日本はここ5年で大きくASIA・ASEANに越されている現状と考えます。
法人税の影響や、起業しやすい風土ではあるものの成功しにくい印象
になってしまっていることも現在の日本のビジネス業界の問題点とも考えます。
この点で、今までのプライドや文化を捨て
ASIA・ASEANへ追い付けとサービスを提供してきた企業やサービスがやはり成功
しています。
弊社グループが運営するEC通販業界メディアでの
ECのミカタで2018年の注目ワードは下記の通りでした。
・宅配クライシス
・TikTok
・LINE@
・キャッシュレス決済(Paypay、LINEPay等)
・Instagram(UGCマーケティング)
・台湾越境EC
・Amazon Business
・Shopify
・年末商戦のさらなる活発化(ブラックフライデー、サイバーマンデー、独身の日)
・楽天市場の商品画像登録ガイドラインの遵守必須化
LINEPayもソフトバンク、Yahoo!が出資したキャッシュレスのPaypayも中国からの影響
で出来上がったサービス、楽天市場の商品画像登録Amazon化や、市場を世界に向ける越境ECが再び盛り上がり、
中国のメディア企業Bytedanceが提供するTikTokなどもASIAからの影響です。
Amazonbusinessも古いオフィス用品通販業界に風穴を開ける形で入ってきています。
ここで従来の企業が今までの方法ではない戦略をいかにとることが必要になってきます。
日本の良き文化を残しつつ、世界の良い部分は追いつくようにいい意味でのプライドを捨てれる
企業や人がでてきたとも感じます。
まだまだ更に日本初のサービスが世にでてきて世界に影響を与える為には、
起業やサービスを更に行いやすく、楽しいものにしていかなければ活気的な事業でてこないとも
感じます。
EC通販業界も世界に追いつき、世界へ発信することができる代表的な業界になることを
願っております。
長くなりましたが、2018年がECを愛する皆様にとってより良い年になりますよう
心よりお祈りを申し上げ新年のご挨拶とさせて頂きます。
理事 小林 亮介
1979年、東京都生まれ。
2002年に杏林大学社会科社会科学部を卒業後、株式会社エスビーエス(現:SBSホールディングス株式会社)に新卒入社。
2007年に株式会社Ryo-MAを設立し、代表取締役に就任。
EC企業専門情報メディア『ECのミカタWEB』『ECのミカタ通信』を運営。EC10万社の情報支援、相談支援を行っている。