年頭所感 JECCICA客員講師 江島民子
2016年は、クラウドソーシングの急成長によるコンテンツの粗製乱造、そして、起こるべくして起こったWELQ(ウェルク)問題によって、各企業が「情報発信」に対する姿勢を問い直されるというしめくくりになりました。
改めて、2012年9月にGoogleウェブマスター向けブログに掲載された「良質なサイトを作るためのアドバイス」を読み返してみると、
◇この記事は専門家またはトピックについて熟知している人物が書いたものか? それとも素人によるものか?
◇このサイトで取り扱われているトピックは、ユーザーの興味に基いて選択されたものか?それとも検索エンジンのランキング上位表示を目的として選択されたものか?
◇この記事は独自のコンテンツや情報、レポート、研究、分析などを提供しているか?
◇健康についての検索に関し、あなたはこのサイトの情報を信頼できるか?
・・・など、「WELQ(ウェルク)問題を予知していたのでは?」と思うようなチェックポイントが並んでいます。
Googleの裏をかこうとするサイトは後を絶ちませんが、それでもGoogleは、まっすぐに「真にお客様に役立つ情報を発信しているサイトこそが選ばれるべきである」というビジョンに向かって、改善を重ねています。
2017年も、いままでどおり、地道にコツコツと「価値あるコンテンツ」を発信していくお手伝いをしていきたいと思います。
(株式会社グリーゼ 代表取締役 江島民子)