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やっぱり、成功してしまう3つの条件

ありがたいことに、この一年、とある企業様の関係会社の方々を中心に40社を超えるEC事業者様のコンサルティングをさせていただく機会をいただきました。その中には昨年対比200%越えの売上を出された事業者様や創業以来の初受注を取られた事業者様などの成果を上げている方々と、残念ながら成果を上げることができていない方々がいました。その違いを検証していくと面白いことにそこには、ルールがあることに気が付きました。

そのルールとは、日本でトップクラスのコンサルティング会社の創業者が言われている「成功の3条件」の「素直・プラス発想・勉強好き」でした。これに関しては、「あ~やっぱりな~」という思いがあります。そこで私が感じたことを、今日は深堀りしていきたいと思います。

《ポイント1:素直》
素直とは、相手の話を否定せずに受け入れ、行動をする能力のことを言います。そこには自己流の解釈などは入りません。とにかく、素直に受け入れるのです。素直には3つの原則があると言われています。

①その道のプロに素直
女性であろうと年下であろうと、年齢・性別に関わらず、その道のプロからのアドバイスを素直に受け入れることが大切です。例えば、私は最近ゴルフを始めました。1人で練習をしている時に、隣にいる知識は豊富なおじ様にアドバイスをもらうのと、その道のプロである評判の良いレッスンプロからアドバイスを受けるのと、どちらが早く上達するのか?と、言うことのように、先生選びを間違えないようにすることが大切です。今、私は評判の良いレッスンプロからレッスンを受けていて、もう直ぐ100切りします!(^^)!

②行動力=ピッパの法則
①のアドバイスを聞いて、どれだけ迅速に行動するのかが重要です。
「素直かどうか」は、「やるか」「やらないのか」に分けられます。
表にもあるように、A:「即日やる人」は全体のわずか3%ですが大成功をする人です。B:「1週間以内にやる人」は全体の10%で成功する人です。C:全体の60%である普通の人はやろうと思っていても行動に移すには時間がかかる又はやらない人です。そして、D:27%の人は批判をするだけで行動に移しません。

例えば、尊敬する先生から紹介された本があるとします。その本を紹介された瞬間に「ポチッ」として、2日後にその先生にその本に対しての具体的な感想を送った人がいるとしたら、どうでしょうか。その人は成功すると思いませんか?ピッときたらパッと行動する。まさしくピッパの法則です。

③真似る=学ぶは真似ることから
真似ることは、その道のプロの考え方や行動を真似ることです。「こういう時、〇〇さんならば、どう行動するのか」を考え抜くことです。そのためにもその道のプロとの時間を共有することが重要です。(ツルミの法則とも言います)共有する時間が多ければ多いほど、自分との間違い探しができ、真似ることがたやすくなり、それが学ぶにつながるのです。

冒頭に紹介した成果を上げている事業者様は、実業がありながらもご自身の趣味を生かしたECサイトを運営されていらっしゃる方でした。取り扱う商品には自信があるものの、今まで独学で運用されていたため成果につながっていない状況でした。(自己流)実業があるため、日々のEC運用は2~3時間程度。そんな状況でコンサルティングを受け、毎回2~3個の改善提案を限られた時間の中で本当に素直に受け入れ、行動されていました。(その道のプロのアドバイスをピッパの法則で行動)すると、コンサルティング開始から3ヶ月後にはサイトへのアクセス数が昨年対比で150%増、6ヶ月後には200%達成。必然的に売上も200%超えになっていました。(成功!!)

逆にこちらからのアドバイスに対しても「そうは言ってもね~」や「私はそういうのは好きじゃないからね~」など否定や言い訳をして、実際の行動もされていない事業者様は、やはり成果は上がっていませんでした。

《ポイント2:プラス発想》
これは、ポジティブ思考とは異なり、難しい状況でも良い方向に変えていく能力のことを言います。できないことにフォーカスするより、どうしたらできるのか?を発想することです。そのためにも、日常使用する言葉が重要になります。

具体的には、「ありがとう、幸せ、感謝、挨拶(自分にも他者にも)、褒める」など日々発している言葉をプラスの言葉にすることで思考が習慣化され、プラスの発想も習慣化されやすくなるのです。成果を上げている事業者様は、例えば、複数の業務を抱え余裕がない状況でしたが「なんとかなる、必ず成功する」などプラスの言葉が習慣化されている方でした。そして運用業務の見直しや優先順位をつけることで時間を捻出されていました。言わば「どうしたらできる」の発想です。

逆に「時間がないから」「人員が足りないから」「やり方を知らないから」とできない状況ばかりにフォーカスしている事業者様は、もちろん成果は上がっていませんでした。

《ポイント3:勉強好き》
これは、好奇心をもち、いつでも、どんなことからでも学べる能力のことを言います。成果を上げている事業者様の多くは、受けたアドバイスから踏まえた施策やコンテンツを作成し、関連情報もご自分で調べ、知識を深めていらっしゃいました。

逆にアドバイスとして提供した情報すら読まない方や、読んでもわからないからと質問もせずそのまま放置される方は成果が上がっていませんでした。結局のところ、成果を出すのに必要な要素は「素直・プラス発想・勉強好き」に尽きるということなのです。そしてこの3条件の考えを持った上で、目標に対して『覚悟と決断をし、行動する』ことができれば成功を納めることができると、改めて実感いたしました。


JECCICA客員講師 松本誠世


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