一般社団法人ジャパンEコマースコンサルティング協会

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2019年 年頭所感 江藤政親

新年あけましておめでとうございます。
年頭にあたり謹んでご挨拶を申し上げます。

私個人、昨年は複数のプロジェクトの立ち上げにて、たくさんの方にご協力いただき、
「ありがとうございます!」「ありがとうございます!」
と一日何回もありがとうございますを伝える「ありがとうございます」の年だった反面、「悔しい」「もっと頑張ろう」と心に誓った年でもあり、一言で例えると全部ひっくるめて「感謝」の年でした。

かたやEC業界を見ると、ロジスティック業界の追い重なる配送費用の上乗せ。
そんな逆境市場の中、「安い」「早い」「豊富」と三拍子そろったamazon一強の図式となっていきました。

また、実店舗、流通においては、根本的なメカニズムが違うニューリテールと呼ばれるネットからリアルへの発想で構築されるビジネスモデルへの恐怖が迫りつつある状況となっています。ステイクホルダーの多い大手流通のビジネスモデル変換は、ソフトバンクの孫氏ぐらいのリーダーじゃないと厳しいのではないかと考えています。この流れは中国のニューリテールの普及率を見ても勝敗はあきらかで、JR東日本もテスト的にはじめていますがamazonGOとの争いは必死です。

日本ECの雄である楽天市場も詳しくは割愛しますが、様々な企業提携やシステム改革など必死に手立てをしているものの足下の不安を残している状態です。

ECに集中できない大手企業は政府大号令である働き方革命の下、時短で成果を上げるためEC化率5%の新規事業よりも95%の本業回帰に集中するという老い先短い戦略を選択しているところが多く、また、未来に投資可能な大手ECがamazonに対抗する戦略として掲げているのは大幅なコストカットできる業務省力化のRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、RDA(ロボティックデスクトップオートメーション)であり、まさに生き残りをかけての戦いが始まっています。

ECの消費行動も変わりつつあります。消費者はデジタルの世界を十分理解し、安いコストで今の生活に十分満足させる情報を持っています。彼らはリサイクルマーケットで購入価格の安いメルカリを代表するCtoCやサブスクリプション=レンタルに消費し、また、我々団塊の世代、団塊の世代Jr.では、およそ想像もつかない実体験のないバーチャル空間での体験に「投げ銭」システムでの消費行動をしています。現に、日本の動画配信アプリでは広告ビジネスYoutubeを抜いて投げ銭ビジネスのSHOWROOMの方が収益性日本一になっています。

このような「EC」「流通」「消費行動」のビジネスモデルが激変しつつある中、旧来以前のコストカット、売上減、利益増大の経営戦略だけでは、次世代につながるECはなく、中小零細のECにおいては、プレイングマネージャーが多い中、激動市場に耐えられる経営戦略を考える時間もとれないことが多いでしょう。

目先の改善施策は当然必要なのですが、ただそこでのヒットは長続きすることは少なく、PDCAで運営を回していくしかない中、やはり企業が一歩先ん出て飛び抜けるには戦略しかないと考えています。
そんな中で、我々、JECCICAのコンサルタント陣が会員の皆様に寄り添い、一緒に未来について一緒に考えられるようにいたいと2019年、気持ちを新たに考えております。
ぜひJECCICAを活用してください。一緒によりよいECの未来を創造していきましょう。

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専務理事

江藤 政親

得意分野/EC経営事業計画、MD、販売戦略

1999年よりEC運営に携わり2001年には月商4500万円達成。2002年には指導店舗で17億円の売上。1999~2001年SOY総合3位。支援した店舗は1000社を超え、新聞、雑誌にコラムや著書4冊がある。

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江藤 政親

得意分野/EC経営事業計画、MD、販売戦略

1999年よりEC運営に携わり2001年には月商4500万円達成。2002年には指導店舗で17億円の売上。1999~2001年SOY総合3位。支援した店舗は1000社を超え、新聞、雑誌にコラムや著書4冊がある。