2023年 年頭所感 清水将平
新年あけましておめでとうございます。
2022年のEC業界は、コロナ特需も落ち着き、リアルでの消費が回復しはじめ、モール全体としては、売上が伸び悩んだ1年でした。
PayPayモールの統合により、新生Yahoo!ショッピングが誕生。優良配送に対応できないストアは苦戦を強いられるなど、モール内の競争が激化。モール間の競争も激しくなり、各モールの検索結果広告による場所取り合戦もヒートアップした1年でした。
今年、SKUプロジェクトの移行も開始される楽天市場では、Amazonのような1商品ページで複数の商品を販売できる仕組みがお客様に評価されるかも注目ですが、SHIENの台頭もあり、InstagramやTwitterなどソーシャルメディアを活用するZ世代を取り込めていないモールとしては、ポイント競争や同じイベントの繰り返しから脱却し、出店者と協力しながらソーシャルメディアやSNSからの集客に力をいれる必要もありそうです。
SNSでは、Yahoo!ショッピングや楽天市場では、LINEを活用したショップも増えつつありますが、6月には、LINE公式アカウントの料金改定もあり、ショップとしてはモール内の広告費以上に、LINE活用の費用を真剣に考える年になるでしょう。
JECCICAとしても、EC業界全体の成長を支援できるようコンサルタントの育成、支援に力を入れてきたいと思います。最後に、本年がEC業界の皆様にとって、良き1年となりますよう、心よりお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
JECCICA 参事 特別講師 清水将平
日本ECサービス株式会社 代表取締役
日本最大級の楽天ショップ向け会員サポートサービス「ECマスターズクラブ」を運営。
日本全国47都道府県の1,500ショップに対して、質問数無制限のフォーラム、毎日配信される音声解説付きサポートレター、週2回のライブ配信、4,000名が利用するChrome拡張機能など30を超えるツールなどを提供。
2019年のセミナー開催実績は、年間70回以上、参加者3,000名を超える。